『命と向き合うデザイン』
全体価値大抵の人は、
与えられたモノに対して、
最初は満足しても、
だんだん慣れて来ると、飽きてしまいます。
または、
慣れて来ると、使い方が変わります。
手間をかけなくても良くなります。
むしろ、
できるだけ手間をかけたくないと
考えるようになります。
システムはその現象に対して、
バージョンアップという方法で、
満足度の取り戻しを計ったりします。
しかし、
元来、ウォンツを満たしている商品は、
満足感を与え続けることが
できるのではないかと考えます。
それは、
所有される機能によるものです。
所有される機能が、
使用される機能を含むと
考えるならば、
それは勿論、付加価値などではなく、
全体価値でしかありえません。
contextとcontentsの関係で
考えるならば、
contextがなければ、
contentsは自分が居るべき場所を
確保することができません。
つまり、
使用される機能が存在するためには、
所有される機能は必然なのです。
デザインは全体価値です。
所有される機能がなく、
使用される機能だけが存在するところに、
デザインはありません。