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雲の間を縫って

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最初に飛行機に乗ったのは、 大学の合格発表を見るために、 祖父と名古屋に行ったときでした。 空に浮かぶ感覚云々よりも、 飛び立つ時の加速度に驚き、 楽しかったことを覚えています。 今回の飛行機でもまた、その同様の気持ち良さと、 台風のお陰で広範囲に展開されていた積乱雲によって、 その間を縫っていく面白さを感じさせてもらいました。

スナップショットの面白さ・難しさ

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レンジファインダーはスナップショット、 一眼レフは対象物を狙って、 と、自分の中でなんとなく線引きをして撮るようにしています。 更に、スナップショットはできるだけ生物を入れて、 とすると、やはりなかなか難しいものです。 しかし、昨年からある程度の枚数を撮ってくると、 やはり生物が入っている画面が私は好きなようです。 ブツ撮りと割り切ってしまえばまた違うのでしょうが、 空間を単位時間で切り出すという写真自体の面白さは、 スナップショットにあると感じます。

陰に浮かんでくる

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影で形が見えるのは、 なんとも印象的です。 天井面の構造体が奥に向かうに従って詰まっていく様子や、 下にあるオブジェがわずかばかりの光を浴びて浮かんでくる様子。 それとは別な次元にあるように浮かぶ雲、など。 よくみて見ると見えてくるものと、 全体から受ける印象、それらが相俟って面白さに繋がっているようです。

旅のお供

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旅のお供に何を連れて行くか、 その時々のツールを記録していくのも面白いのかもしれません。 今回の飛行機での移動では、 この2つを出していました。 だいぶ古くなってきたiPadと レンジファインダーカメラです。 昨年は、写真の撮り方としては特に、 スナップショットの面白さ、難しさを知ることができました。 単位時間という意味での「瞬間」を、 いかに単位空間という意味での構図と共に切り出すのか。 そんな写真の面白さを、意識せずに来たことが勿体無いと感じます。 今年も色々と試行錯誤しながら楽しみたいと思います。

紅葉の美

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紅葉の写真が現像されて来ました。 あぁ、こんな様だったな、 というのと同時に、 こんな風に撮れているのか、と、二重の面白さがあります。 なんとなく、日頃から紅葉は気にしていたと思いますが、 ここまでしっかりに見に行くことはあまりありませんでした。 なぜ変色した彼ゆく葉っぱを見て、綺麗だと感じるのか。 本当に不思議です。

俯瞰の構図

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とあるイベントを屋上から撮影した写真です。 Konica Iでの撮影ですが、 意外と細部まで見えています。 何かに焦点を当てて、 構図を考えて撮影する、というのはもちろん面白いのですが、 このように全体を俯瞰で撮るのもまた、違った面白さがあります。 安野光雅氏の旅の絵本や、 ピーテル・ブリューゲルの構図の面白さも、 こういった部分があるのかも知れません。 多分、フィルムカメラを持っていなければ、 撮ってみよう、とも考えなかったように思います。

目の中心のレンズの中心

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ファインダーから見ている中心が、 レンズの中心ではない、ということ。 ちょうど良い写真があったので、 使ってみました。 撮った時は確かに扉のセンターが中心になるように撮ったつもりなのですが、 思いの外ずれていました。 そもそも、ブツ撮りでない限りは、 対象をセンターに置いて撮ることがないので、 大きな問題にはならないと思っていたのですが、そうもいかないようです。 しかし、こういうところも、 レンジファインダーカメラの面白さなのかな、と、感じています。 何よりも、上のライトの影が良い感じに出ており、満足です。

カフェで撮る

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カフェの中で写真を撮るときは、 食べ物か、またはインテリアに焦点を合わせますが、 できるならば、人も含めて撮りたいな、と感じます。 それは多分、カフェを始めとした空間は、 人が入ることで完成するからかもしれません。 誰かと食事をしている場面では、 会話を写すことはできませんが、 そこに流れる空気感から、 会話が透けて見えるように感じることがあります。 それもまた、写真の面白さなのでしょう。

優しい木漏れ日

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以前、広島の現代美術館に行った時に撮影した写真です。 木の影が強かったため、 シャッタースピードを長めにして撮影しました。 そのためか、木漏れ日が柔らかい感じに広がって、 思いがけず優しい写真になりました。 今のデジカメでももちろんこういう写真は撮れるのだと思いますが、 自分がデジカメを使っていた時は、 そんな風に撮ろう、などとも思いませんでしたし、 こういう風に撮ることができる、ということも考えませんでした。 そういう意味では、撮った結果が偶然性が含まれている今の時間は、 不思議な面白さがあります。

動きのボケ

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屋内で、確かシャッタースピードは50くらいだったと思います。 そのくらいで撮影すると、ゆっくり動いている人でもボケてきます。 デジカメで撮っていた時は、 それを防止するためにできるだけシャッタースピードを上げ、 絞りを開けて、と撮っていましたが、 スナップショットとして考えてみると、 この瞬間、この人が動いていた、ということそのものが、 一つの意味を持ってくるように感じます。 展示を見終えて次の展示に移動したのか、 そのまま帰ったのか。 もしも、この人が完全に停止していたなら、 それはそれで意味を持ってくる。 そういう考えを巡らせることができる、 という面白さに気がつくことができました。

無加工の力

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iPhoneを使っていると、 カメラ用のアプリや、 写真編集用のアプリがたくさんあります。 実際、プログラムとして組むときも、 ある程度は画像編集用のキットが利用できるため、 つくりやすいということもあります。 しかし、フィルムカメラで遊ぶようになると、 そこに違和感を感じるようになりました。 例えば、現在のiPhoneで可能になった、 背景をぼかす機能に関しては、使うことに抵抗を覚えるようになっています。 写真はあるカフェでの一枚ですが、 店内の暗さと屋外の明るさのコントラスト、 中の影の部分と陰の部分、 それぞれで面白さを感じます。 (自分で感じているだけですが) アプリのフィルターで付けるコントラストも、 もちろん、その写真が持っている要素を活用したものが多いので、 間違っているわけではありませんが、 いつか、自分で納得がいく写真を、 カメラだけでつくれるようになりたい、 と強く感じています。