『自分と向き合うデザイン』
想像を超えた現実新年度を迎え、改めてブログをはじめたいと思います。
兎に角、書いていきます。
今日、4月1日、新年度が始まりました。
日本における4月とは、
桜をはじめとした様々な草花が咲きほこり、
日一日と暖かみを増していく日差しを、
肌で感じられるような、そんな季節です。
しかし、今年の4月は、そんな季節感とは裏腹に、
なんと苦しみの中から始まる人が多いことでしょうか。
様々な事態を想像して、
そのために必要なモノを創造すること。
それがデザインに求められていることです。
なぜ、想像して生み出さなければいけないのか。
むしろ、多くのデザイン方法論では、
実際に試すことを強調しています。
しかし、本当に必要とされているモノとは、
そんなに簡単に試すことができるようなモノ、
なのでしょうか。
例えば、宇宙空間で使用するモノ、
例えば、両腕が完全に麻痺した状態で使用するモノ、
いずれも、重要度は高そうですが、
いずれも、容易には試すことができません。
今回の地震による津波、
津波による原発事故、
いずれも想像はされていたようです。
でも、その「想像を遙かに超えていた」、
という言葉を何度聞いたでしょう。
それほど、現実的に何かを想像いていくことは
難しいのです。
デザインは、その想像力から生まれます。
発想とは想像が発せられることです。
より、現実的に問題を想像し、
より、理想的に解答を創造すること、
それがデザインの使命です。