Method③: 構成による差異性
常用漢字のうち、形声文字が61.4%を占めているとのことです。
形声文字とは、漢字を結合し、一方を発音の記号、他方を意味範疇の記号にとする、
とのことですから、
部首について考える上では形声文字が最も扱いやすいと考えます。
ここからは一方を「音符」、もう一方を「意符」と表記して進めます。
前々回の構成の考えから、7つの組み合わせがあるようですが、
これにもまた数量のばらつきがあるようです。
偏が意味で旁が音、という組み合わせがダントツのようですが、
左右上下の組み合わせはほぼほぼ同数のようです。
これが構や垂、繞になると意味と音によって大きくことなるようです。
例えば、部首としての「金」を考えてみると、
偏の時もあれば脚の時もあります。
どういう理由から構成がつくられるのか、考えてみます。