塩と地球儀
児島の方に行き、古い家屋を観る機会がありました。
創業者から続く事業に関する内容がほとんどでしたが、
その家財道具などの中に、古い地球儀が一つありました。
明治の頃と考えれば、地球儀を所有していること自体が大変なことですが、
何よりも、それを持とうと考えたこと、
そしてそれが重要なモノだったとして、残されている、ということこそが、
今でもその一族が分野において重要な力を有し続けていることの
証明の一つになっていると感じて仕方がありません。
塩、という、今ではどの家庭でも食卓に並んでいるものが、
当時非常に重要なモノであり、そこに着眼したということ、
それこそが素晴らしいことです。