『命と向き合うデザイン』
"ORIGINへ"
形而上学は、
後世になって、
アリストテレスの残した書物が整理され、
名前を与えられました。
τὰ μετὰ τὰ φυσικά
「自然について書かれた本の『後の』本」、
という意味らしいのですが、
たまたま、
並びの順でそう呼ばれていたものが、
実際の内容も「自然の『後ろ』」、
つまり、
あらゆるモノの存在そのものを
言及している内容だったため、
そのまま名前が定着したとのこと。
この言葉、英語では、
metaphysicsという単語になります。
METAPHYSICS
mete + physics = the things after the Physics
physics
-> physic
-> physis
-> nature
-> natura
-> natal
-> natalis
natalis(L) = birthday(E)
birth -> bear -> origin
ORIGIN
ということで、
metaphysicsとは、
「あらゆるモノの始まり(origin)」の、
そのウラ(meta)、を意味しています。
こうなってくると、
所謂、鶏と卵、
禅問答のようなものになってしまいます。