2010年2月16日火曜日

『命と向き合うデザイン』 

 "形而上と形而下"



道元の教え、
「内面は外見に現れる」というものは、
形而上的な考え方です。

「易経」・「周易繋辞上伝」の中に記された、
以下の言葉より、取られたのが始まりです。

形而上者謂之道、形而下者謂之器

形よりして上なる者、之を道と謂い、
形よりして下なる者、之を器と謂う。

この場合、「上」・「下」は、
「以前」・「以降」と考えるそうです。

つまり、
勝手に解釈すると、
「形になる前のモノは道と呼ばれ
 形になった後のモノは器と呼ばれる」と、なります。

そこで道元の教え。
内面(形になる前のモノ)で、
思い描いた道は、
やがて、
外見(形になった後のモノ)、つまり、
器となり、見えるようになる。

この「器」という字は、
『漢字源』(学習研究社/藤堂明保)によると、
「「口四つ+犬」で、様々な容器を示す。
 犬は種類の多いモノの代表として加えた。」、
とのことなので、
所謂「器が大きい・小さい。」とは異なりますが、
千差万別ある、様々な見え方をする、
という意味合いになるのでしょうか。