『命と向き合うデザイン』
"評価"
「評」・「選」は共に、
揃えることを意味します。
「水面に浮かぶ浮き草」なのか、
「台に乗せた人」なのかという違いはありますが。
評価するのも、
選択するのも、
まずは揃えることが必要です。
揃えるためには
個々の形式・内容を、
正確に把握する能力が必要です。
まず、
違う形式のモノ同士を
揃えることはできません。
そして、
内容を理解していなければ、
揃えることはできません。
デザインにおける評価とは、
審査の際に必要になります。
1.良いデザインであるか
2.優れたデザインであるか
3.未来を拓くデザインであるか
これらを見定めるためには、
まず必要なことはinputです。
知らなければ始まらないからです。
そして、そこに美しさを評価する力が必要です。
小林秀雄の残した有名な言葉に、
「美しい花がある。花の美しさはない。」
というものがあります。
この言葉の意味するところに
辿り着かなければいけないのです。