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どこを見詰めているのか

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被写界深度というとすごく難しい言葉だなぁと感じますが、 要は、ピントが合っている範囲はどれほどなのか、ということです。 しかし、これ、考えてみるととても興味深いことです。 人間が対象を見つめているときも、 厳密に言えば、ピントが合っている範囲は極めて狭いはずです。 ただ、眼球が微動することで、 その範囲を広げていることになります。 そういう意味では、単位時間あたりの空間を切り出す写真としては、 その時間でどれだけの範囲を見詰めているのか、 ということにもなるのでしょうか。 (勿論原理は違います) そう考えると、被写界深度とはレンズが微動しているようにも感じます。 (勿論実際は違います)

Konishirokuの表現力

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Konica FMのHexanon 52mm F1.4は、 撮影最低距離が60cmのはずですが、 それ以上に寄ることができている印象です。 絞りの最低値も1.4と明るいレンズなため、 被写界深度がとても浅い印象を受けます。 ブツ撮りでは絶対にやらないような撮り方ですが、 場面によっては面白い効果が出ます。 特にKonishirokuのレンズの力なのか、 色味やボケ具合、いずれも非常に私好みで、 やっぱりこのカメラは面白いなぁと考えさせられます。 たとえどれほど重くても。