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細部に見える

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把手一つでも、 デザイナーさんのキャラクターが出るようです。 色々なプロダクトを見ていても、 細部に何かが宿っているように感じることが往往にしてあります。 Rの取り方、 表面の仕上げ、 端部の処理など、 その全てにつくり手が見えて来るのが、 良いデザインなのかもしれません。

軍用の道具

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板金を曲げて取っ手部分をつくる、 文字で書けばそのままのことですが、 その太さやバランス、そういったものも相俟って、 非常にちょうど良い状態になっています。 シンプルな素材で如何に美しく実用的な形状を生み出せるか、 その考えが自然に集積されているように感じます。 現代の物品にもなお、通じるものがあります。

把手に宿る

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写真の把手はある宿泊施設のものです。 古くからある施設で、 現在でも大変綺麗な状態で保たれています。 そこの廊下を歩いている時に、 この把手が並んでいるのが見え、 金属部分と木部分、それぞれの使い込まれた感じや、 それによって生じる色艶の変化などがとても印象に残りました。 この上品な佇まいは最初からのものなのか、 時間とともに生まれたものなのか、 そんなことを考えさせられました。

単機能の美しさ

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美しい道具は沢山あります。 写真の道具は、自転車のチェーンをカットするためだけに用いられる道具です。 正確には、チェーンをつないでいるピンを抜くための道具。 その作業を他の道具で代用しようと思うと、 非常に難しいことになると考えれば、専用の道具があってしかるべき、 とも言えます。 チェーンを挟む部分や、 捻っていく把手、 持ち手の部分など、 それぞれが適切な大きさであり、 適切な角度で接続されています。 そういう必然性から生まれていると考えると、 形態は機能に従う、という言葉が思い出されますが、 本当にそうなのだろうか?と、 逆に考えさせられる美しさを感じます。