カメラのレンズはどうしてあんなに種類があるんだろう。 確かに遠くのモノを撮ったり、近くのものをくっきり写したり、 色々な用途があって、原理に基づいてつくられている、ことはわかるのですが、 それでどうした?と気持ちがちょっとありました。 今回、 Hexanon 52mm F1.4と、 Hexanon 35mm F2.8を実際に持ってみて感じることは、 二つは全然違うモノ(当たり前ですが)、ということです。 写り方が違う、という意味ではなく、 写したいものが違う、という感覚です。 逆に言えば、 自分が何を撮りたいのか、という意思がなければ、 レンズなど選べないのだと感じます。 遠くを撮りたいから望遠、 広く撮りたいから広角、 近くを撮りたいからマクロ、 それは写り方の違いです。 本当のレンズの役割はそこではないのだ、と初めて感じました。