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† 挺 †

ある本を読んでいると、 「挺」という漢字が出てきました。 振り仮名があったため、読めたのですが、 「ぬきんで(る)」と読むそうです。 これまで見た記憶はないのですが、 少なくともそのままでは読めませんでした。 ただ、良い漢字だな、と感じたため、載せておきます。 「挺」 会意兼形声。 廷の右側の部分は、直立した人のすねが伸びたことを示す指事文字。 壬(ジン)とは別字。 廷(テイ)は、まっすぐ進む、まっすぐにならした庭などの意。 挺は「手+音符廷」で、まっすぐ前進して列の前にぬけ出ること。 解字も綺麗にまとめられた内容でした。

† こだわる③ †

「泥」「尼」「怩」「昵」「眤」 それぞれを分解してみると次のようになる。 「尼」 ・音 :ニ呉、ジ漢、ネイ呉、デイ漢 ・訓 :あま ・意 :あま、ちかづく、なずむ ・解字:会意。「尸(ひとのからだ)+比(ならぶ)の略体」で、人が相並び親しむ様を示す。 「泥」 ・音 :デイ漢、ナイ呉 ・訓 :どろ ・意 :どろ、ひじ、なずむ ・解字:会意兼形声。「水+音符尼」で、ねちねちとくっつくどろ。 「怩」 ・音 :ジ漢、ニ呉 ・意 :はじる ・解字:会意兼形声。「心+音符尼」で、いじけてぐずぐずする柔弱な気持ち。 「昵」 ・音 :ジツ漢、ニチ呉、デイ漢、ネ・ネイ呉 ・意 :ちかづく、なじむ ・解字:会意兼形声。「尼(親しみやすい女性)+音符日」で、そばにくっついて親しむこと。 「眤」 ・音:イ ・意:ちょっとみる。盗みみる。 基本を「尼」と考え、それぞれの漢字を見てみる。 尼だけが会意であり、他の文字は会意と形声であり、 尼は音符とのことだが、尼を一つの漢字として、会意になっていると考えられる、 尼が持つ、親しく接するという意味に、 水、心、日、目がそれぞれの意味で付与されていると考えられる。 これらを踏まえ、「拘」に戻ってまとめてみる。

Method③: 構成による差異性

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常用漢字のうち、形声文字が61.4%を占めているとのことです。 形声文字とは、漢字を結合し、一方を発音の記号、他方を意味範疇の記号にとする、 とのことですから、 部首について考える上では形声文字が最も扱いやすいと考えます。 ここからは一方を「音符」、もう一方を「意符」と表記して進めます。 前々回の構成の考えから、7つの組み合わせがあるようですが、 これにもまた数量のばらつきがあるようです。 偏が意味で旁が音、という組み合わせがダントツのようですが、 左右上下の組み合わせはほぼほぼ同数のようです。 これが構や垂、繞になると意味と音によって大きくことなるようです。 例えば、部首としての「金」を考えてみると、 偏の時もあれば脚の時もあります。 どういう理由から構成がつくられるのか、考えてみます。