「さくらんぼ」は漢字では、 「桜桃」や「桜ん坊」、「桜実」のように書くそうです。 その中でも私としては、 中谷宇吉郎が「雪」の中で書いていた、 「桜桃」が一番意に沿っているように感じます。 「桃」は、 中国では昔から、仙木になる仙果と考えられており、 神聖化された食べ物とのことです。 そこまですごいのか、どうかはわかりませんが、 小さい頃の私達にとっては、 6月、7月の間だけ食べることができる、ある意味神聖な食べ物でした。 一人暮らしをした時に、初めてその価格を知り、 本当にびっくりしたものです。