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『Consilience Design』   

 菌に対する(英)

人間が菌に対抗するための言葉を、 英語で考えてみましょう。 二つ見つかりました。 sterilize 殺菌・滅菌 disinfect 消毒・殺菌 除菌・抗菌・・・? 抗菌に関してはantibacterialという言葉が一応ありますが、 除菌は、sterilizeかdisinfectのどちらかに含まれそうな話しです。 日本語では、それぞれの言葉に対して、 あんなに言葉を並べ立てて説明されていたのに、 どうも英語では様子が違います。 "sterilize"の意味は、 deprive of the ability to produce offspring by removing or blocking the sex organs. とのこと。 菌はどこに出てくるの?!と聞きたくなるような文章です。 つまり、英語の場合は、 菌が持っている繁殖力の恐ろしさを取り上げ、 それに対抗する、という言葉になったのでしょうか。 一方、"disinfect"の意味は、 make clearn and free from infection, especially by the use a chemical disinfectant. とのこと。 こちらの方がまだ菌に対して、という印象がありますが、 disinfectの説明にdisinfectantが入って良いのか、 という疑問がわきます。 前者は、ミクロな視点で、 後者は、マクロな視点で菌を捉えている、 と言えるかも知れません。

『Consilience Design』   

 Bacterium & Virus

"Bacterium"(pl. bacteria) C19: mod. L., from Gk bakterion, dimin. of bakteria 'rod, cane' (because the first ones to be discovered were rod-shaped). "Virus" ME (denoting snake venom): from L. , lit. 'slimy liquid, poison' C19とMEということは、 ウイルスの方が、数百年も早く生まれた言葉、ということです。 C19: 1800~1899 ME: 1150~1500 Old Modern English 興味深いのはどちらもその見た目を表している、 という点です。 特に、細菌の方は、最初に発見された形状から、 「小さな杖」を意味する、とのこと。 そのサイズの物体を見る技術と、 言葉の誕生が密接に関係しています。

『Consilience Design』   

 細菌とウイルス

細菌"bacillus" 「原核生物に属する単細胞の微生物。  幅0.1~3.0マイクロメートルで、  球状・桿状・螺旋状などを呈する。  細胞壁・細胞膜で囲まれた細胞質内には  膜で囲まれた核や小器官を欠き、  種類により莢膜・鞭毛・線毛を持つ。  二分裂を繰り返して増殖し、一部のものは芽胞(胞子)をつくる。  無機物の酸化によりエネルギーを得る化学独立栄養菌と  有機物を栄養源とする化学従属栄養菌とがあり、  生態系の中で物質循環に重要な役割を果たすほか、  ある種のものは動植物に寄生して病原性を示す。  黴菌。バクテリア。」 ウイルス"virus" 「遺伝情報を荷う核酸(DNAまたはRNA)と  それを囲む蛋白殻(カプシド)から成る微粒子。  蛋白・脂肪・糖質を含む外被(エンベロープ)を持つものもある。  大きさ20~300ナノメートル。  それぞれのウイルスに特異な宿主細胞に寄生し、  その蛋白合成やエネルギーを利用して増殖し、  それに伴い細胞障害・細胞増殖あるいは宿主生物に  種々の疾病を起こす。  宿主と種類により  動物ウイルス・  植物ウイルス・  昆虫ウイルス・  細菌ウイルス(バクテリアファージ)に大別。  人や動植物の病原体。  濾過性病原体。バイラス。ビールス。」 細菌 ウイルス 核酸 DNAとRNA DNAまたはRNA 増殖条件 単独 他の細胞内 大きさ 0.1~3.0マイクロメートル 20~300ナノメートル 治療法 抗生物質 -

『Consilience Design』   

 セルロースと医療

ガーゼはセルロースでできている、 というお話しからちょっと発展させて、 セルロースと医療の関係を見てみます。 ・セルロース誘導体を用いた医療用ゲル材料 ・セルローススポンジ ・透析用セルロースチューブ ・機能性セルロース次元材料 ・ナノテクノロジーにおけるセルロース ・セルロース長繊維不織布 ・バクテリアセルロース ・・・ ちょっと調べてみただけで、実にたくさんの項目がヒットします。 医療を再生医療としても非常にたくさんの項目が。 何かのデザインをやっていく場合、 ミクロな視点とマクロな視点、 のバランスが必要に感じます。 セルロースと一言で言ってみても、 微細な世界から、極めて巨大な世界まで、 様々です。 また、化学の世界、だけの事ではありません。 自分の手の中に収まるモノ、 として考えてみたいと思います。

『memorandum』     

 Chemistry

”Memorandum“には、 その時々の自分自身の備忘録を残していきます。 私は高校時代、物理と化学をとっていました。 大学受験という意味では、どちらかを捨てて、 一方に絞り込む、ということが一般的でした。 当時の私は、建築意匠に進むつもりだったため、 受験という意味では化学は捨てた方が効率が良かったのかも知れません。 しかし、なぜか結局最後まで続けることに。 しかも、特に有機になると面倒くさい、という話しも聞いていたため、 本当に面倒くさいのか?大変なのか? と、否定的な言葉を聞くとかえってやりたくなる性格から、 続けていた、というのも事実です。 今になって思うのは、続けていた良かった、ということです。 とは言え、化合物の名前を聞いても、それが何であるかはわかりません。 性質を覚えているわけでも、原子番号がパッと出てくるわけでもありません。 それでも、 素材の名前を聞いて、 それがどのように分解できるものか、 何を復習すれば良いのか、 関係している他の物質は何か、 熱が重要か触媒が重要か、 などなどの想像がつくだけでも、とっても助かります。 建築を考えていた当時、 いつか自分が化学を必要とするとは思いもしませんでした。 celluloseの分子式は? そこから生成される繊維であるacetylcelluloseの性質は? などなど、 高校の時とは全く異なる現実的で複雑な内容について、 基礎を振り返りつつ吸収し直します。