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どこからどこを

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昨年末、ジーンズに関してちょっとした調べ物をしました。 既知のことかなと思っていたことが、 実はまだ調べられていなかったと分かったとき、 「おっ!」と嬉しくなったりします。 それほどに、今は色々なことが既に調べられているようです。 どの視点(eye-point)から、 どの視点(view-point)を見るのか。 部外者だからこそ、 気がつけること、 踏み込んでいけることがあると感じます。

移動を楽しく

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昨年、自転車のレースに出た時の写真です。 現在の乗っている車を決める際、 決定する大きな要因になったのはそのプロモーションムービーでした。 CLAのトランクを開け、 ロードバイクをスッと積み込むシーンが印象に残り、 あ、これにしよう、と一発で決まりました。 2台収納して移動することができるので非常に便利です。 大阪に住んでいた時は、京都の南部に車を駐車し、 そこから二人で京都市内まで出たりしていました。 MercedesもGIANTも、 共に私の大切なアイテムです。

瞬間の構図

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瞬間に撮るというのは難しいなぁと感じます。 当たり前と言えば当たり前なのかも知れませんが、 露出などはもう考える余裕もなく、 ピントもそこまで合わせられず、という状態です。 ただ、フレーミングは、慣れ次第でどうにかなるのだろうと思えばこそ、 構図は無意識でも意識下でも、 常にしっかりとしていきたいと考えています。 瞬間にそれを合わせられるかどうか、 それが勝負です。

俯瞰の構図

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とあるイベントを屋上から撮影した写真です。 Konica Iでの撮影ですが、 意外と細部まで見えています。 何かに焦点を当てて、 構図を考えて撮影する、というのはもちろん面白いのですが、 このように全体を俯瞰で撮るのもまた、違った面白さがあります。 安野光雅氏の旅の絵本や、 ピーテル・ブリューゲルの構図の面白さも、 こういった部分があるのかも知れません。 多分、フィルムカメラを持っていなければ、 撮ってみよう、とも考えなかったように思います。

日本のモノづくり

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Leica IIIfを手に入れてから使わなくなっている、 Konica Iで撮った夕焼けです。 レンジファインダーカメラは確かに一つで十分な印象でもあるため、 申し訳ないと思いつつも今はLeica IIIfを持ち運んでいます。 しかし、撮れた写真などを見ると、 やっぱりKonicaのレンズはすごいのだと感じます。 Hexar 50mm F3.5で、前期のものになるのですが、 十分な美しさが見てとれます。 夕日で影になっている木の葉など、 ここまで微細に写るのか、としみじみ感じます。 Hexar、Hexanonという名品も使い続けていきたいと思います。

生物と静物

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写真撮影における、生物と静物の大きな違いは、 写り込む動きの有無です。 つまり、シャッタースピードを時間の基準とした時に、 そこに写り込む姿が、止まっているのか、ブレているのか、 そこにあるのではないかと考えます。 逆に、生物でも、 撮影した時のシャッタースピード上、止まって見えるならば、 扱いとしては静物と変わらないとも言えます。 しかし、この写真の中ほどに写っている猫は、 ある方向に視線を向けています。 そこには何かしらの意思が働いていることが感じられます。 それは生物の特徴の一つであり、静物とは区別される部分なのかもしれません。

生きているものを撮る

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人間や動物達、そういうものを積極的に撮るようになりました。 もちろん、肖像権を尊重することは忘れていませんが、 フレームの中に人や生き物が入ることで、 写真が俄かに生きてくるように感じます。 多分、建物や植物に比べて、 人間や動物は変化が著しいためだと思いますが、 それだけに本当に難しいです。 また、演出してしまうと、一気に冷めてしまいます。 やはり、土門拳の「絶対非演出の絶対スナップ」が重要です。

雰囲気を切り取る

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今まで写真を撮ると言っても、 スナップショットを撮るようなことはありませんでした。 風景や建物(共に人があまり入らないように)、ブツ撮りが基本で、 シーンを切り取るという考えは全くなかったと言って良いと思います。 カメラをそういうものだと捉えていなかったようです。 今、レンジファインダーカメラを手にして感じるのは、 スナップショットの難しさと楽しさです。 風景を切り取るのではなく、雰囲気そのものを切り取るには、 一体どうしたら良いのか、 どう撮れば人に伝えることができるのか、 それを考えることが難しくも楽しいのです。

商店街

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岡山に来てから、商店街によく行くようになりました。 大阪で住んでいたところの近くにも、いくつかの商店街がありましたが、 そこに行って、お茶をして、買い物をして、お店をのぞいて、 ということはそんなになかったと思います。 空堀商店街など、面白い場所はあったのですが、 多分、それよりも目新しいものが多くあったからなのか、 ゆっくり歩いて眺めたことは少なかった印象です。 その点、岡山では、よく行っています。 他に行くところがない、というわけではないのですが、 その雰囲気が好きなのか、なんなのか、 多分、でもそうなのだと思います。 往来を色々な人が歩いているその様子も好きなのかもしれません。

トマソンのように見える空間達

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大学生の頃、トマソンのように感じられる空間に、 惹かれた時期がありました。 街中を散策してレポートをまとめるような授業でも、 そういう空間のみを撮影し、 「トマソンのように見える空間達」というタイトルでまとめたことを、 今でも覚えています。 不思議に感じつつも、何か惹かれる空間を、 ごく自然に取り上げたレポートでしたが、 着眼点やタイトルに興味を持ってもらえたことを記憶しています。 気がつくと、フィルムカメラでもそういう空間を追っていることに、 気づかされました。

カフェで撮る

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カフェの中で写真を撮るときは、 食べ物か、またはインテリアに焦点を合わせますが、 できるならば、人も含めて撮りたいな、と感じます。 それは多分、カフェを始めとした空間は、 人が入ることで完成するからかもしれません。 誰かと食事をしている場面では、 会話を写すことはできませんが、 そこに流れる空気感から、 会話が透けて見えるように感じることがあります。 それもまた、写真の面白さなのでしょう。

感光

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以前、フィルムカメラは影の部分が面白いなぁ、と感じました。 フィルム写真における影とは、つまり感光していない部分です。 特にモノクロフィルムの場合は、 光を受けずにそのままの状態で残ったところ、とも言えますが、 多少でも光が入れば、その強さに応じて像を結びます。 フィルムによる違いも様々あるようですが、 まだ、そこまでは経験的にわかっていません。 感光した部分の情報量と、 感光していない部分の情報量、 どちらがより多くの内容を持っているのだろうか、 と考えながら絞りやシャッタースピードをいじっています。

路地裏へ

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岡山駅の東側は繁華街になっています。 飲み屋さんなども含めて、 色々なお店が軒を連ね、 商店街も結構な賑わいを見せています。 政令指定都市になるほどに人口も多く、 ハロウィーンの時は駅前に人が溢れていました。 そこから、一本くらい道を外れてみると、 うらさびれたような雰囲気が漂ってきます。 そんなギャップもまた、この場所独特な印象で、 面白く感じます。

カラーチップ

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これは、カラフルなカラーで塗られたチップ達の写真です。 モノクロフィルムで撮ったため、 もちろん色情報はなくなっている訳ですが、 そうなると、この写真には意味があるのだろうか、 と考えさせられます。 先日からモノクロフィルムで撮る意味について、 色々と想いを巡らせていますが、 今ひとつ、自分の中で、これだ、と思える結論に達しません。 「良い感じだ」という気分ではあるのですが、 そんなものではない、何かを言語化したいと考えています。

スナップショット

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レンジファインダーカメラを使う、ということを考えた際、 スナップショットを撮ろう、と決めて試してみました。 厳密な定義などはないのでしょうが、 街中を歩いている中で、 あるシーンを切り取る、というのがその一端ではないかと考えます。 また、難しいことではあるのですが、 できるだけ、人や生き物をフレームの中に入れよう、とも決めてみました。 結果的に相手の顔が写りすぎているものなどは、 こういった場には出せなくなりましたが、 そういうことも含めて、 自分にとって練習だと感じています。 あるシーンを伝えるためには、 「誰」であるかは必要がないことが多いわけです。 家族写真や記念写真などとは違います。 そんなことを一人考えながら、 写真に向き合ってみています。

空気を撮る

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雨の中を傘をさして歩いていく、 たったそれだけのシーンなのですが、 たったそれだけのシーンを撮っている、ということに意味があると感じます。 ブツ撮り然り、 ポートレート然り、 何か対象をより良く示すように撮ることがメインであり、 それが写真だと考えていました。 しかし、スナップショットとして捉えてみると、 こんな撮り方があり得るのだな、というそれだけでも、 自分にとっては本当に大きな変化です。 その場の空気を撮っている、と言って良いのでしょうか。

ボケを使う

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同じ展示会場でも、 ボケている人とボケていない人で、 伝えられるメッセージが変わってきます。 暗めの会場内でシャッターを切り、 その中で全くボケずに写っている、ということはつまり、 その展示に釘付けになっている、ということを、 暗に示すことができます。 もちろん、実際にその人がどうだったのか、 それはわかりません。 それでも写真を見た人に私の考えを伝えることはできる。 そう考えると、非常にデザイン的であると、捉えることができます。

動きのボケ

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屋内で、確かシャッタースピードは50くらいだったと思います。 そのくらいで撮影すると、ゆっくり動いている人でもボケてきます。 デジカメで撮っていた時は、 それを防止するためにできるだけシャッタースピードを上げ、 絞りを開けて、と撮っていましたが、 スナップショットとして考えてみると、 この瞬間、この人が動いていた、ということそのものが、 一つの意味を持ってくるように感じます。 展示を見終えて次の展示に移動したのか、 そのまま帰ったのか。 もしも、この人が完全に停止していたなら、 それはそれで意味を持ってくる。 そういう考えを巡らせることができる、 という面白さに気がつくことができました。

明度のみの世界へ

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ネットで手配する現像に出してみました。 口コミでは2、3週間かかる、とあったのですが、 たまたま空いていたのか送付日数込みで1週間ほどで受け取れました。 しかも、ネット窓口の対応もとても丁寧で、 それだけでも大変好意的に感じました。 今回はもう一つの初めてとして、 モノクロ写真にもトライしました。 カラーで撮れるのに、なぜあえてモノクロなのか、 という疑問がずっとあったのですが、 自分で撮ってみることで、少し感覚が変化したことを感じました。 それが一体何なのか、写真を見ながら考えていきたいと思います。

時空を切り取る

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人がうまく隠れてくれました。 普通なら、 あ、隠れちゃった!とか、 ブレちゃってる!とか、考えるところなのかも知れませんが、 秋の始まりに撮った写真として考えてみると、 紅葉が始まり、肌寒くなり始めた季節に、 木の向こう側を自転車で走る抜ける人影、 と捉えることができます。 幸い顔も写っていないのでそのまま載せることができましたが、 そんな、時間と空間を切り抜く、というのが、 写真の醍醐味なのだと、考えるようになってきました。 スナップショットの考えは、 肖像権と相俟って、昨今は特に難しくなっているようです。 表現とは何かと考えなければいけません。