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† 纏・纒 †

Macで変換されるから使える漢字、というものが、 恥ずかしながらいくつかあります。 「まとめる・纏める」もその一つです。 小さい文字だともはや識別できません。 纏 例によって、調べてみます。 「纏・纒」 ・音:テン[漢], デン[呉](平)先(仙), (去)霰(線) ・訓:まとう, まつわる, まとい ・解字:会意兼形声。「糸+音符廛(テン)(ある所にへばりつく)」。ひもや布を一か所にへばりつくようにまきつけること。 「廛」 ・音:テン[漢], デン[呉](平)先(仙) ・訓:やしき, みせ ・解字: 会意。「广(いえ)+里+八印(わける)+土」で、村里や町の中で、一軒ずつに区切ってわけた土地にたてた家を示す。平らにならした宅地のこと。 まとめる、という意味をそこまで深く考えたことはありませんでしたが、 こうして見てみると、 まとめるということは、 「場所」が重要なのだと理解できます。 必要な場所を設けて、 そこに紐で縛り付けることがまとめることなのだ、と理解できました。

† こだわる① †

メールの文章を書いていたところ、 「こだわる」という言葉が出てきた。 変換してみると「拘る」という漢字が出てきたので、そのまま送ってみた。 しかし、なんとなく気になり、 辞書で調べてみたところ、 「こだわ・る」とだけあり、漢字が出てこない。 意味は、 ①さわる。さしさわる。さまたげになる。 ②些細なことにとらわれる。拘泥する。 ③些細な点にまで気を配る。思い入れする。 ④故障を言い立てる。なんくせをつける。 とあり、所謂「こだわる」の説明であることは確かである。 ②に「拘泥する」という言葉が出てきているため、 そちらも調べてみると、 こだわること。小さいことに執着して融通がきかないこと。 とあり、まさに「こだわる」ことのようである。 漢字源で調べてみると、驚くべきことがわかった。 こだわる、という読みが一切出てこない。 しかし、意味はほぼ同様の意味である。 ①とらえる。せまいわく内にとらえて自由にさせない。かかえこむ。 ②かかわる。とらわれる。せまいわくに縛られる。なずむ。「拘泥」 このことから、 「拘」は、本来「こだわる」という読みは存在していなかったが、 「拘泥」という言葉が存在したことから、読みが当てられたのではないだろうか。 そうなると泥の方も気になるが、 こちらは「なずむ」という読みが存在する。 そちらも調べてみる。