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蕣

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久しぶりに「アサガオ」を見ました。 以前、変化朝顔という名称を知り、 色や形の豊富さに驚かされました。 写真のアサガオも、家庭の中で自然に組み合わされてつくられたようです。 夏の朝を彩る花として、小学生の頃から知っていたはずですが、 意外と見る機会が減っていたことを実感させられました。 「あさがお」を変換してみると、 蕣の文字が出てきました。 すごい文字だなと思い、調べてみると、 案の定、そのままの意味でした。 解字 会意兼形声。「艸+音符舜(シュン)(はやい)」。 花の咲くのも枯れるのもはやい植物。 その一瞬のためにある花。

文鎮

会話の中でたまたま出て来た言葉ですが、 文を鎮める、とはどういうことなのか、と思い調べてみたところ、 意味としては、「重み」の方に比重があるようでした。 「鎮」 会意兼形声。眞(シン)(=真)は「人+音符鼎(テイ)・(テン)」からなり、 穴の中に人を生きうめにしてつめること。 填(テン)(つめる)の原字。 鎭は「金+音符眞」で、欠けめなくつまった金属の重し。 思いがけず、いきなりきな臭くなりました。。。 折角なので追いかけてみます。 「 填 」 会意兼形声。眞(シン)(=真)は「匕(さじ)+鼎(かなえ)」の会意文字で、 器にさじで物をいっぱい詰めるさまを示す。 填は「土+(音符)眞」で、土を穴に詰めて満たすこと。⇒真 とにかく、器や穴に何かを詰める、という動作のようです。 それが、金属だったり、土だったりするようです。 「 真 」 会意。「匕(さじ)+鼎(かなえ)」で、匙(さじ)で容器に物をみたすさまを示す。 充填(ジュウテン)の填(欠けめなくいっぱいつめる)の原字。 実(シ゛ツ)はその語尾が入声(つまり音)に転じたことば。 と思っていたら、今度は、「匙で」と条件が。 少しずつ移りかわる事で、本当の要点がどこなのか、 という事が見えてくるのが面白いです。 「 鼎 」 象形。かなえの形を描いたもの。三足で、安定してすわる器のこと。 「かなえ」とは、三つの足と二つの耳のある器。 もと、なべや食器として用いたが、 のちには王侯の祭器、礼器となった、とのことです。 生活の必需品だったのかも、と考えると、 身近なところから生まれた言葉だったんだな、と感じます。 象形→会意→会意兼形声、という移り変わりもまた興味深いです。

零

会話の中で、「零」と「zero」の話になり、 調べてみてびっくりです。 解字 会意兼形声。令は、清らかなお告げのことで、清らかで冷たい意を含む。 零は「雨+音符令」で、清らかなしずくのこと。 また「雨+○印三つ(水玉)」とも書く(靈の上部と同じ)。 小さな水玉のことから、小さい意となった。 漢字の「零」は、インドで発見された、 所謂「zero」では、なかったんですね。 無ではなく、 微小であること。 ものすごい違いです。

萍

「うきくさ」と読むそうです。 たまたま目にしたので、メモしていました。 早速漢字源で見てみると、次のような解字です。 会意兼形声。平は屮型のうきくさが、水面にたいらに浮かんだ姿。 萍は「艸+水+音符平」で、平のもとの意味をあらわす。 考えてみると、「平」という漢字、 なぜこれで「たいら」なのだろうか??と考えさせられます。 「平」 象形。浮き草が水面にたいらに浮かんだ姿を描いたもの。萍(ヘイ)(うきくさ)の原字。 また、下から上昇する息が、一線の平面につかえた姿ともいう。 モノが平な状態であることを示すために、 水面を表現するのではなく、 水面に浮かんだモノで表す、という考えは、 象形ではありつつも、隠喩的な表現になっており、 深いと感じました。

罠

ネットでたまたま「罠」という漢字を見たのですが、 「目が横になったものの下に民?なんでだろう?」と思い確認してみました。 そんな何気ない気持ちだったのですが、 「え?!」という結果が。 「罠」 会意兼形声。「网(あみ)+音符民(見えない、目の見えない人)」。 「网」 象形。両わきの支柱の間に、×型にあみをはったさまを描いたもの。のち音符亡を加えて罔の字となった。罔や網の原字。 网は象形といことからも、確かにアミに似ているので、 まぁ、そういうものかと感じましたが、 問題(?)は民の方でした。 「民」 象形。ひとみのない目を針で刺すさまを描いたもので、目を針で突いて目を見えなくした奴隷をあらわす。のち、目の見えない人のように物のわからない多くの人々、支配下におかれる人々の意となる。また、人と結合して、「民人」「人民」と称する。 人民という言葉がそんな意味でつくられていたなんて、 と驚かされると主に、 民主党って、どういうことよ。 自民党って、どういうことよ。 という疑問が湧いてきました。 因みに「目」の形との組み合わせとしてこちらも載せておきます。 「眠」 会意兼形声。民は、目を↑型の針で突いくさま。もと逃亡を防ぐため、目を見えなくした奴隷のこと。眠は「目+音符民」で、民の原義を残した字。目がみえない状態となってねむること。瞑(目が見えない)はその語尾が転じた語。 「瞑」 会意兼形声。「目+音符冥(メイ)(おおわれてくらい)」で、目をふさぐの意。

† 挺 †

ある本を読んでいると、 「挺」という漢字が出てきました。 振り仮名があったため、読めたのですが、 「ぬきんで(る)」と読むそうです。 これまで見た記憶はないのですが、 少なくともそのままでは読めませんでした。 ただ、良い漢字だな、と感じたため、載せておきます。 「挺」 会意兼形声。 廷の右側の部分は、直立した人のすねが伸びたことを示す指事文字。 壬(ジン)とは別字。 廷(テイ)は、まっすぐ進む、まっすぐにならした庭などの意。 挺は「手+音符廷」で、まっすぐ前進して列の前にぬけ出ること。 解字も綺麗にまとめられた内容でした。

† 纏・纒 †

Macで変換されるから使える漢字、というものが、 恥ずかしながらいくつかあります。 「まとめる・纏める」もその一つです。 小さい文字だともはや識別できません。 纏 例によって、調べてみます。 「纏・纒」 ・音:テン[漢], デン[呉](平)先(仙), (去)霰(線) ・訓:まとう, まつわる, まとい ・解字:会意兼形声。「糸+音符廛(テン)(ある所にへばりつく)」。ひもや布を一か所にへばりつくようにまきつけること。 「廛」 ・音:テン[漢], デン[呉](平)先(仙) ・訓:やしき, みせ ・解字: 会意。「广(いえ)+里+八印(わける)+土」で、村里や町の中で、一軒ずつに区切ってわけた土地にたてた家を示す。平らにならした宅地のこと。 まとめる、という意味をそこまで深く考えたことはありませんでしたが、 こうして見てみると、 まとめるということは、 「場所」が重要なのだと理解できます。 必要な場所を設けて、 そこに紐で縛り付けることがまとめることなのだ、と理解できました。

† 目を瞑る †

「瞑」という漢字があります。 昨日、たまたま打った中にあった文字なのですが、 「あ、つぶるってこう書くのか」と感じたため、メモしていました。 ただ目を閉じる行為のことですが、 それに「冥界」の冥の字を冠した言葉が付くなんて、とちょっと驚きました。 折角なので「瞑」を見てみると、、、 と思って調べてみると、漢字源の方には 「つぶ(む)る」という読みがないことに気がつきました。 「つぶる」と「つむる」の話もありますが、まずは漢字の方から考えます。 元々の漢字の読みにはなく、意味として、 「 目を閉じてなにも見えないさま。 」とあることから、 つぶ(む)る、という読みが与えられたのかな、と感じます。 因みに解字はこうなっていました。 ・解字:会意兼形声。「目+音符冥(メイ)(おおわれてくらい)」で、目をふさぐの意。 「 冥 」 ・解字:会意。「冖(おおう)+日(ひ)+六(入の字の変形)」で、日がはいり、何かにおおわれて光のないことを示す。また、冖(ヘ゛キ)(おおう)はその入声(つまり音)にあたるから、冖を音符と考えてもよい。 意味としては、冥界や冥府と並ぶ感は理解できますが、 それにしても、つぶる、という言葉の漢字に当てるほどなのか、 と、ちょっとした違和感も覚えました。

† 曖昧 †

あいまい、という表現について。 それぞれの漢字について、解字を見てみます。 「曖」 ・意味:くらい(くらし)。日が雲に包まれてくらいさま。はっきりけじめがつかない。 ・解字:会意兼形声。旡(カイ)・(キ)は、胸がいっぱいに詰まってのけぞったさま。 愛はそれに心と夂(あし)を加え、胸が詰まって足もそぞろに進みかねる意を示す。 曖は「日+音符愛」で、日が雲にはばまれて進みかねること。 「曖」は同義語に「靉(アイ)」があるとのこと。 見たことあるかな?と思う漢字です。調べてみると、 靉は「雲が行きかねて止まる」という意味で、 同義語に「靄(アイ)」があるとのこと。 こちらも調べてみると「 雲やかすみがたちさりかねてたなびくさま 」 堂々巡りのようにも見えますが、 要は、自然現象によって見えにくくなっている状態のようです。 丁度出てきたので、「愛」の字も見てみます。 「愛」 解字:会意兼形声。旡(カイ)・(キ)とは、人が胸を詰まらせて後ろにのけぞったさま。 愛は「心+夂(足をひきずる)+音符旡」で、 心がせつなく詰まって、足もそぞろに進まないさま。 こちらはある意味、わかりやすく、そのままの印象です。 「旡」は珍しい漢字ですので、こちらも見てみます。 「旡」 解字: 象形。腹がいっぱいになって、ため息をつくさまを描いたもの。 この字形は、欠(腹がへってしぼむ)と反対である。 のち、ごちそうを示す部分をそえて、既とも書く。 現代の日本では用いない漢字ですし、 ちょっと印象とは違っていました。 他方、「昧」の方についても同様にします。 「昧」 解字:会意兼形声。未(ミ)・(ヒ゛)は、小さくて見えにくいこずえのこと。 昧は「日+音符未」。 「未」 象形。木のまだのびきらない部分を描いたもので、まだ…していないの意をあらわす。 こちらは素直にわかりやすい印象を受けます。 この二つの漢字から曖昧となりますが、 愛と雲のあたりはもう少し細かく見ていきたくなりました。