投稿

ラベル(1948年)が付いた投稿を表示しています

携帯方法から見える世界

イメージ
カメラを携帯する場合、現代ではカメラ自体にストラップを付け、 そのまま肩から下げたり、手で持って移動します。 1950年頃の日本では、カメラを裸で持って移動する、 などということは考えられなかったのでしょうか。 Konica Iの本体にはストラップホルダはありません。 その代わり専用の革カバーがあり、そこにストラップを通すようになっています。 専用、と表現したのは、Konica Iは三脚のネジ穴の位置も普通とは異なるため、 一般的なカメラカバーではうまく固定できないためです。 当時の銀行員の初任給40ヶ月分の金額だった精密機器を、 裸で持って歩く、などということは考えられなかったのかもしれません。

鉄の塊

イメージ
Konica Iというレンジファインダーカメラを購入できました。 1948年発売。当時の価格で19,700円とのことです。 色々な調べ方があるようですが、 民間の初任給の場合はどうやら500円くらいとのこと。 ざっと計算しても40ヶ月分、、、 それでも、当時としてはようやく一般の人に向けたカメラができた、 ということのようです。 もちろんもっと古いカメラはたくさんありますが、 35mmのフィルムを使っているモノとしてはかなり最古に近いと思います。 35mmフィルムを使い、 電気系を一切使用していない、ということから、 現代でも使用できます。 しばらくKonica FMを使っていたため、 露出計がないことに対しての抵抗感が薄れました。 スナップショットを撮っていきたいと思います。