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二重のリング

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Konica FM用の望遠レンズを手に入れてから、 ちょいちょい、意識して遠くの被写体を撮ってみたりしています。 絞りのリングが二重になっており、 一つ目のリングを実際に値に設定し、 シャッターを切る直前に二つ目のリングを回転させ、 一つ目のリングの値まで持っていって写真を撮ります。 要は、実際にシャッターを切るときは暗くなるため、 ピントを合わせるときは明るい状態で作業する、というものです。 こういう機器もあるのだなと、商品の変遷を見るのも 大きな楽しみの一つです。

Konishirokuの表現力

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Konica FMのHexanon 52mm F1.4は、 撮影最低距離が60cmのはずですが、 それ以上に寄ることができている印象です。 絞りの最低値も1.4と明るいレンズなため、 被写界深度がとても浅い印象を受けます。 ブツ撮りでは絶対にやらないような撮り方ですが、 場面によっては面白い効果が出ます。 特にKonishirokuのレンズの力なのか、 色味やボケ具合、いずれも非常に私好みで、 やっぱりこのカメラは面白いなぁと考えさせられます。 たとえどれほど重くても。

体からカメラへの伝達

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岡山の植物園にいった時の一枚です。 望遠を手に入れた直後で、 それを使って何か良い題材はないか、と探して歩いていた時でした。 遠くの方で鳥が枝の間を行き来しているのが見え、 お!と思って狙ってみました。 この場合、何が難しいかといえば、 ピントと、 シャッターを切るタイミングです。 絞りやシャッタースピードは事前に設定で、 ピントもなんとかそれ付近には合わせられますが、 シャッターを切るタイミングだけはどうにもなりません。 見て、 押して、 切れて、 これらがうまくはまる日は来るのだろうか、、 と考えてしまいます。

露出を考える

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秋に学内で撮った写真です。 晴れた空の青と秋桜のピンク、森の緑が美しく、 通勤した時にかがんでなんとか撮ってみました。 露出計が壊れたKonica FMを使うようになり、 対象の明るさについて考えるようになりました。 自分が魅せたいのはどの部分なのか、 どこにピントを合わせるべきなのか、 その奥行きや、動きに応じて、 絞りやシャッタースピードを考える。 それに慣れてくれば慣れて来るほど、 なぜオートにできるのか、と逆に感じるようになって来ます。 FMの露出計が壊れている、ということがわかったとき、 う〜ん、修理できないかぁ、どうするかなぁ、 と考えた時もあったのですが、 今思えば、直さなかったことは正解だったように感じます。 そのお陰でLeica IIIfを使う時も抵抗なく操作できるようになりました。

感光

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以前、フィルムカメラは影の部分が面白いなぁ、と感じました。 フィルム写真における影とは、つまり感光していない部分です。 特にモノクロフィルムの場合は、 光を受けずにそのままの状態で残ったところ、とも言えますが、 多少でも光が入れば、その強さに応じて像を結びます。 フィルムによる違いも様々あるようですが、 まだ、そこまでは経験的にわかっていません。 感光した部分の情報量と、 感光していない部分の情報量、 どちらがより多くの内容を持っているのだろうか、 と考えながら絞りやシャッタースピードをいじっています。

動きのボケ

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屋内で、確かシャッタースピードは50くらいだったと思います。 そのくらいで撮影すると、ゆっくり動いている人でもボケてきます。 デジカメで撮っていた時は、 それを防止するためにできるだけシャッタースピードを上げ、 絞りを開けて、と撮っていましたが、 スナップショットとして考えてみると、 この瞬間、この人が動いていた、ということそのものが、 一つの意味を持ってくるように感じます。 展示を見終えて次の展示に移動したのか、 そのまま帰ったのか。 もしも、この人が完全に停止していたなら、 それはそれで意味を持ってくる。 そういう考えを巡らせることができる、 という面白さに気がつくことができました。

多層リング

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Konica Iは、1948年に発売されたとのことです。 今私が持っているバージョンはその中でも後半に含まれると思いますが、 レンズ含め、基本的な部分は変わっていないと考えられます。 そういう意味で見てみると、 沈胴するレンズ部分の構造がすごい。 リングが何層にも付いており、 先端部分から、 1. シャッタースピード、 2. チャージレバー 3. 絞り 4. シャッター 5. フォーカス と、実に5つの機構が操作できるようになっています。 どんな発想の元にこうなったのか、 設計自体は戦前の1930年代には完了していたとのことですので、 その時の考えの粋を集めたものと想像します。

二つの世界

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この時間、目で見える世界はほぼ真っ暗でした。 絞りを絞って、シャッターを開くこと約30秒間。 こんな風に写ってくれるなんて、と嬉しくなります。 自分の目でも見えていないものが、 カメラの目を通すとこうして写ってくる。 この感覚をなんと表現するべきなのか、 まだ自分の中に言葉がありません。

カメラとのやり取り

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靄の中に浮かぶ木々、のようですが、 実際は、絞りを開きすぎただけです。 本当に明るいレンズのようで、 外光の元ではしっかり絞らないと白っちゃけてしまいます。 とはいえ、写らなかったらどうしよう、と思うと、 ついつい開き気味になってしまします。 そういうカメラとの心の中でのやり取りが面白いと感じます。 慣れてしまえばそれまでなのですが、 考えながら使う、という部分に機器の魅力があるのかもしれません。

晴れの国

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空色を撮れるようになってきました。 本体(Konica FM)の性能上、 シャッタースピードは1/1000が最速です。 そのため、空を撮るときは目一杯絞り込んでも、 結局限界がきます。 先日、オークションで落とすことができた広角レンズ、 Hexanon 35mm F2.8の都合なのか、 それとも雲の掛かり具合なのか、 今回、たまたま良い色で撮ることができました。 青の深さと雲の抜け具合が気持ち良いです。 こんな空を撮ることができる一番大きな条件、 それはここが晴れの国ということです。

闇の中に見えるもの

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夜、研究室横の階段の上がりきった場所から、 外の様子が見えました。 どうやったら何が撮れるのか、 まだよくわかっていないので、 取り敢えず、露出計で確認し、 絞りを目一杯開けて撮ってみました。 Konica FM・Hexanon 52mm F1.4の目には、 こう見えているのか、と、 現像されて来た写真を見てしみじみと感じていました。 黒の中に断片的に見える光、 それぞれが人の活動の証のように見え、 面白いなぁと感じました。 昨日撮り終わったフィルムでは、 また違った撮り方をしてみたので、 トラブルがなければそちらとも比べてみたいと考えています。

周辺減光

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そんなわけで、Konica C35で試し撮りです。 実際、シャッターは切れているような音がするし、 露出計が動いているように見えるので、もしかして本当に使えるのか? と、それでも半信半疑の状態で色々と撮ってみました。 (520円で買えた"ジャンク品"が調子良く動くとはなかなか考えられません) この写真はその一枚です。 写真の四隅が暗くなる現象、 周辺減光、というらしいです。 絞りを開放してたり、広角レンズだったりするとよく起こるようですが、 今回はそれらに該当しないため、 単にレンズの性能の問題なのでしょう。 でも、多分、それが良いのかもしれません。 アプリケーションのエフェクトでそう言った効果を得るものもありますが、 どうも嘘くさいなぁ、と感じていたところです。 小さいながらも優秀、と言われていた(らしい)、 HEXANON 38mm F2.8のレンズ。 とっても良い仕事をしてくれるようです。