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アナログの連続性

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フィルムで撮っても、 デジタルで撮っても、 もしかしたら一緒なのかもしれませんが、 なんとなく、フィルムの方が、 時間と空間の両方と向き合っているように感じています。 シャッターが開いている時間によって写りが変わること、 レンズによって撮れる範囲が変わること、 それらにはフィルムでもデジタルでも違いはありません。 それでも、フィルムの方を、より感覚に近く感じるのは、 無意識のうちに、アナログの連続性を体感しているのかも、 しれません。

自然な距離で

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今、好きで使っているKonica FMのレンズは、 所謂標準レンズと言われるもので、 52mmのモノです。 マクロでもないので、そんなに寄って撮れるわけでもありませんが、 その自然な距離感も好きなのかもしれません。 画角に加えて、 寄れる距離も、人の自然な姿勢を写し取るのに向いているように 感じます。 自分の目が、 この風景の中から、 本当はどこを切り出したいと考えているのか、 そんな風に考えながら眺めています。

1,700枚

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以前、 スマートフォンでも同じアングルで撮影 したショットです。 最近の携帯電話のカメラは、 本当に高性能で、画角も広くなっています。 一方、この写真は52mmのレンズで撮影。 所謂標準レンズと言われている画角になりますが、 フィルムで撮るようになってから、 このサイズ感が好きになりました。 けられる領域があるからこそ、 見せたいところが明確になるように感じます。 昨日、たまたま昨年から今まで、 フィルムで撮るようになってからの枚数を簡単に計算してみたところ、 1,700枚ほど撮っているようでした。 塵も積もれば、ではありませんが、 こんなに続くとは、正直思いませんでした。 自分が表現したい、と感じるものが撮れるようになるまで、 頑張ってみます。

加工されたように

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不思議なピントになった写真です。 書店に向かって構え、 手前のお花にピントを合わせたものでしたが、 花の輪郭がボヤッと浮かび上がるようになりました。 これはレンズの異常なのか、 目でピントを追えていないのか、 他の要因なのか、 そんなことを考えながら、 Photoshopでこんな風に加工するなら、 どういう手順でやるだろう、などと考えていました。

動くものを、動くように

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今年はホトトギスの鳴き声をたくさん聞いたように思います。 望遠レンズがあれば、遠くのものを撮影することができます。 しかし、だからと言って、良い写真が撮れるかと言えば、 それはそれ、これはこれ。 特に、生きているものが相手となると大変難しくなります。 ちょうどど真ん中に収まる形になってしまい、 残念な写真ではありますが、 探して、狙って、ようやく収めることができました。 動くものが動いているように撮れるように、 なってみたいものです。

どこを見詰めているのか

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被写界深度というとすごく難しい言葉だなぁと感じますが、 要は、ピントが合っている範囲はどれほどなのか、ということです。 しかし、これ、考えてみるととても興味深いことです。 人間が対象を見つめているときも、 厳密に言えば、ピントが合っている範囲は極めて狭いはずです。 ただ、眼球が微動することで、 その範囲を広げていることになります。 そういう意味では、単位時間あたりの空間を切り出す写真としては、 その時間でどれだけの範囲を見詰めているのか、 ということにもなるのでしょうか。 (勿論原理は違います) そう考えると、被写界深度とはレンズが微動しているようにも感じます。 (勿論実際は違います)

色の要素要因

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夕焼けに浮かぶ電信柱と、 車のテールランプが程良く写りこみました。 2月も終わりに近づき、次第に陽が長くなっていますが、 この写真自体は昨年の10月に撮ったものです。 秋が深まっていく中で、 鮮やかな夕焼けが見られたため、撮ってみました。 まだまだフィルムで良い色を出すのは難しいと感じています。 レンズとシャッターと露出とフィルムと、 覚えていきたいと思います。

単焦点で学べること

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最初はKonicaの52mmのレンズしかなく、 しばらくその画角で撮っていました。 その後、たまたま広角が手に入り、 広い空間を撮れるようになりました。 広角や望遠など、言葉では理解していましたが、 現代のカメラは大体のものが多少なりともズームすることができ、 画角の制約はあまり感じることがありませんでした。 単焦点のレンズを持つようになって、 初めて、どういう絵として画面に収めるか、 自分の考えを内包することができるようになってきました。

二重のリング

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Konica FM用の望遠レンズを手に入れてから、 ちょいちょい、意識して遠くの被写体を撮ってみたりしています。 絞りのリングが二重になっており、 一つ目のリングを実際に値に設定し、 シャッターを切る直前に二つ目のリングを回転させ、 一つ目のリングの値まで持っていって写真を撮ります。 要は、実際にシャッターを切るときは暗くなるため、 ピントを合わせるときは明るい状態で作業する、というものです。 こういう機器もあるのだなと、商品の変遷を見るのも 大きな楽しみの一つです。

Konishirokuの表現力

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Konica FMのHexanon 52mm F1.4は、 撮影最低距離が60cmのはずですが、 それ以上に寄ることができている印象です。 絞りの最低値も1.4と明るいレンズなため、 被写界深度がとても浅い印象を受けます。 ブツ撮りでは絶対にやらないような撮り方ですが、 場面によっては面白い効果が出ます。 特にKonishirokuのレンズの力なのか、 色味やボケ具合、いずれも非常に私好みで、 やっぱりこのカメラは面白いなぁと考えさせられます。 たとえどれほど重くても。

どこに据えるか

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三次元空間であれば、 部屋の隅には三面が集まった角が生まれます。 その角をどこに持っていくか、 それだけでも楽しめるものだと感じます。 レイアウトと言うと大げさに聞こえてしまいますが、 ズーム機能がない、単焦点のレンズを使っていると、 ただ、ポイントをどこに据えるか、 それだけを気にすることになるので非常にシンプルです。 それだけに、面白いと言えます。

シャンデリア写し取る

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よくここまで微細に表現できるな、 というのが正直な感想です。 70年以上前のレンズとカメラで、 ここまで写せることが、 純粋に技術として素晴らしいと感じます。 そして、その機器を今でも使用することができるという素晴らしさ。 昔のモノは丈夫、とは言いますが、 それに加えて、使っていた人が愛情を持って接していたのだと、 考えずにはいられません。

今のレンズ

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たまたま白い壁があったので、 正面から撮ってみました。 四隅に綺麗に周辺減光が見られます。 あぁ、今、こういうレンズを使っているんだな、ということが見て取れ、 ただの壁面なのに興味深く感じられました。 そのため、写っているブランドには興味はないのですが。。。 フィルムは初めてILFORD XP2 Super 400を使ってみました。 まだ顕著に違いは感じられないのですが、 これも慣れてくればわかるのかな、と思っています。

明るいレンズ

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明るいということは、 レンズにとっては重要なこと、ということも、 実感としてはありませんでした。 しかし、補正が全くない今のカメラを使っていると、 それがどれだけ素晴らしいことか、 強い実感として感じることができます。 Leica IIIfを購入した際、当初はレンズはなかったため、 一つ貸してもらいました。 しかも、それはとっても明るいレンズ、 当時のLeicaに合うL39マウントとしてはびっくりな明るさのモノです。 お陰様で、夜の街中も楽しく写すことができます。

中望遠を使って

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最近はインターネットで注文する現像を使っています。 送料などを考慮しても圧倒的に安価であり、 且つ、現像のクオリティが高い、ということが大きな要因です。 写真は、岡山市にある植物園で撮った一枚です。 モミジが綺麗に色付いているのに加え、 新しく購入した中望遠を使って撮影してみたところ、 面白い効果が得られました。 Konicaのレンズが良いと言われる理由がわかる様な気がします。

マクロの魅力

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たまたま私のカメラのフィルムが切れてしまい、 Canon AV-1を貸してもらい、撮影しました。 レンズはオークションで落とした Canon New FD 50mm F3.5 MACROです。 使い方として、近影が撮れる方が面白いかと感じ、 このころのCanonに合うものを調べてみたところ、 ダントツでこのレンズが進められていたので購入したものです。 その結果はご覧の通り、 ボケも細かさも見事に現れていました。 マクロの魅力はまちがいなくあります。

所有欲を満たすデザインの存在

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今私が使っている一眼レフは、 Konica FMというもので、Konica Fの流れを汲むものとのことです。 といっても、実はKonicaのFシリーズはそんなに数がなく、 Konica Fマウントに対応したレンズも種類が少ない状態です。 しかし、考えてみると、最初に始めるカメラ、としては最適だったかも知れません。 選択肢がないということは、選びようがない、ということであり、 例えば、広角が欲しい、望遠が欲しい、と思ったら、 2、3種類から選ぶより他にないからです。 つまり、まだ知識が不十分な状態でも、 必然的に、必要なものを選ぶことができるようになっています。 そのお陰か、現在は、 標準はHexanon 52mm F1.4、 広角はHexanon 35mm F2.8、 望遠はHexanon 135mm F3.5と、なんとなくですが一通り揃って来ました。 そもそもが重量級のカメラですから、 換えのレンズもそれなりの重さがあります。 いちいち持っていくのは面倒なはずなのですが、 どうしてこうも楽しいのでしょうか。 デザインが持つ、所有欲を満たす力を、 常に感じながら使っています。

空の青さをおさめる技術

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フィルムで空の青を綺麗に撮ることは、 とても難しいと感じています。 今使っているレンズと本体ではそもそも難しいことなのか、 フィルターが必要なことなのか、 それとも、もっともっとやりようがあるのか、 色々と考えながらトライするのが楽しいと言えば楽しいところです。 岡山は雲ひとつない晴れの日がとてもたくさんあります。 で、あるならば、尚一層、そういった空を綺麗におさめたい、と、 強く願っています。

最も望遠な中望遠

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先日、Konica FM用の望遠レンズを手に入れることができました。 135mmなので、中望遠という呼び方が正確かもしれませんが、 Konica Fシリーズにおいては、 この上の200mmは、写真の四隅に影ができるということですので、 これが最も望遠になると思います。 52mm、 35mm、 からの135mmということで、 それぞれ、単焦点だからこその面白さがある、と実感しています。 今度はこのレンズで色々撮っていきます。

目の中心のレンズの中心

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ファインダーから見ている中心が、 レンズの中心ではない、ということ。 ちょうど良い写真があったので、 使ってみました。 撮った時は確かに扉のセンターが中心になるように撮ったつもりなのですが、 思いの外ずれていました。 そもそも、ブツ撮りでない限りは、 対象をセンターに置いて撮ることがないので、 大きな問題にはならないと思っていたのですが、そうもいかないようです。 しかし、こういうところも、 レンジファインダーカメラの面白さなのかな、と、感じています。 何よりも、上のライトの影が良い感じに出ており、満足です。