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携帯方法から見える世界

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カメラを携帯する場合、現代ではカメラ自体にストラップを付け、 そのまま肩から下げたり、手で持って移動します。 1950年頃の日本では、カメラを裸で持って移動する、 などということは考えられなかったのでしょうか。 Konica Iの本体にはストラップホルダはありません。 その代わり専用の革カバーがあり、そこにストラップを通すようになっています。 専用、と表現したのは、Konica Iは三脚のネジ穴の位置も普通とは異なるため、 一般的なカメラカバーではうまく固定できないためです。 当時の銀行員の初任給40ヶ月分の金額だった精密機器を、 裸で持って歩く、などということは考えられなかったのかもしれません。

原因を考える

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中古で購入できたKonica C35 Flash maticは、 フィルムの巻き取り部分が機能しませんでした。 そのためジャンク品として扱われていたわけですが、 そもそも直すようなトライもされていないのでは、と考え、 取り敢えず駄目元で開けてみることにしました。 小さい頃から壊れたラジオをもらってバラしてみたり、 何になるわけでもないのにちょこちょことやっていました。 もちろん、そんな知識や経験は微塵も役に立たないわけですが、 機械式、ということは、物理的に何か原因があるのでは、 ということくらいは考えることができます。 特に、何回か落としたような跡が見られることから、 運が良ければ、その衝撃で歯車やネジが外れているだけでは? と予想を立て、少しずつバラしていったところ、 多分、本当に単純に状態が良かったのでしょう。 無事に直すことができました。 ひょんなことからうちに来ることになったこの子とも、 これから一緒に色々なところに行ってみたいと思います。