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窓の角R

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大阪にいた頃、と言っても、今年の三月頃だったと思いますが、 自転車で少し回っていた時に、写真のような建物を見つけました。 車の通りが激しいところで、 下の部分には車などが写ってしまったのでカットしていますが、 二階部分の窓、見事に角Rが取れています。 年季の入り方からも、古いビルであることがわかりますが、 残念ながらそれ以上の情報はありません。 ただ、上のサインボードの角Rと相俟って、 なんとも可愛らしい印象だったことを、 昨日のブログを書きながら思い出したので載せてみました。

角R

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以前、車のサイドビューのプロポーションについて、 メーカーやブランド毎にその比率などを調べたことがありました。 その中で、ある時期から、 多くのメーカーの車種が角Rの取れた形に変わった時期がありました。 外観のプロポーションに対する変更もあるかと思いますが、 もう一つはCADなどのツールが一般化した時期なのかもしれない、 と考えを巡らせたりしました。 そのこととは関係しませんが、 先日寄ったカフェの窓も、写真のようにぐるりと角Rが回っており、 多分、建築にもそういった時代あるのだと思いますが、 それは何に起因するのかな、と思いつつ、 帰路につきました。

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ある空間において、 外と内の領域を明確に分けるために塀はつくられます。 木でできたもの、植物を用いたもの、 色々ありますが、その中でも石を用いたものは丈夫なのでしょう。 閑谷学校の周囲にも山の斜面に面していない部分は、 石の塀で仕切られていました。 ただ、この塀のつくりがまた、なんとも可愛らしい。 断面が蒲鉾型、まではいきませんが、 角Rが大きく取られています。 石垣のように多角形の石を敷き詰めた面は綺麗に整えられ、 一定のRが連続しています。 塀をつくるためだけに、一体どれだけの労力をかけているのか、 この学校への想いの強さを感じるようでした。