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裾分という言葉

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写真のモノは頂き物、なので、 御裾分けではないのですが、 ふと、その言葉が頭に出てきたので、 英語の辞書で検索してみると、 文章としては表現できるようですが、 それに相当する単語はないようです。 良い文化なのにな、と感じました。

‡ 現代におけるAIを考えてみる⑥ ‡

インターネットが発達したコトで、 AIの研究が進んだ、という現象の背景には、 機械学習という方法論の導入があるそうです。 以前は、三段論法の積み重ねが思考の基本と考えられていたそうですが、 それでは説明できない現象が散見されることは、 普段の生活からもよくわかります。 例えば、とここで例に出されていたのは、 「イチゴ」を見て、「イチゴ」だとわかるのには、 論理は役に立ちません。 辞書で読んでもわかるようにはならない。 「イチゴ」を見て、これだ、と知るしかない。 まさに百聞は一見にしかず、ですが、 これは、論理の研究を進めてきた人にとっては、 ある種、敗北感を味わうようなものではないか、とさえ思います。 私には、類似の体験があります。 だいたい9月から10月くらいになると、 金木犀が花をつけ、良い香りがしてきます。 しかし、実は私は、この「金木犀の香り」を、 30過ぎまで知りませんでした。 正確にいうと、「その香り」は知っていて、 毎年、ある時期、ある場所を通ると、良い香りがするなぁ、 と感じていたことがあります。 しかし、どこからその香りが来るのか、 その香りの元は一体なんなのか、 それこそ、実は調べようがなかったのです。 今では写真での検索などは可能になりましたが、 じゃぁ、香りはどうやって検索するのか? それをどうやって他者に伝えるのか。 同じことは味と触感でも言えます。 (触感に関しては一部研究でやりましたが) そんなことへの気づきと対応が、 AI技術の進化を進めたようです。

Method②: 字形の構成分類6種

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漢字を、偏や旁という構成で考えていくと、 そもそもの字形の成り立ちについて考えることになります。 現代の漢字に関して言えば、「六書」という分類が一般的です。 広辞苑第五版(岩波書店)には、次のように載っています。 【六書】  漢字字形の構成および漢字用法に関する6種の別、  すなわち象形・指事・会意・形声・転注・仮借。 象形文字などはよく聞きますし、会意文字というのも聞いたことがあります。 それぞれを調べてみます。 【象形】  物の形をかたどって字形とする方法。  「日」「月」「人」「木」の類。 【指事】  事柄や数などの抽象的な概念を象徴的に記号化して字形とする方法。  「一」「二」「上」「下」「本」の類。 【会意】  漢字を結合し、それらの意味を合わせて書を表す方法。  「人」と「言」とを合わせて「信」とする類。 【形声】  漢字を結合し、一方を発音の記号(音符・諧声譜)、他方を意味範疇の記号(義符・意符)に用いて書き表す方法。  例えば、「可」と「氵」(「水」の略体)とを合わせて「河」とする類。 【転注】  ある漢字の本来の意義を他の近似した意義に転用すること。字音を変えるのを普通とする。  「わるい」の意の「悪(アク)」を「憎む」の意(字音「ヲ」)とする類。 【仮借】  ある語に当てるべき漢字がない場合、本来の意味は違う同音の他の漢字を借りて当てたもの。  食べ物などを盛る器の「豆(とう)」を「まめ」の意に用いる類。 例が秀逸です。 上部4つはわかりやすいですが、最後の2つはあまりはっきりとしません。 一体、どういう比率で存在するのか確認したところ、 研究されている方がいらっしゃいました 1) 。 常用漢字(2136字)における割合とのことです。 ・象形 265字 12.4% ・指事 10字 0.5% ・会意 530字 24.6% ・形声 1312字 61.4% ・仮借 13字 0.6% ・転注 ?文字(定義がハッキリせず不明とのこと) これによると、形声文字が群を抜いています。 まさに、今回私が部首を用いて考えたいと思っているところに合致していると言えます。 ----- 1) 漢字の分類(象形、指事、会意、形声、仮借)と音符  山本...

『Consilience Design』   

 正しい日本語?

辞書に載っている言葉は、 編集者に依って、決められています。 記載されている内容も然りです。 そうなってくると、 「正しい日本語」とは何なのか、 という問題が生じるように感じます。 中学高校で学習した、 古語、 と呼ばれるものを、 現代社会で用いれば違和感があります。 間違っている、とは言い切れませんが、 現代語ではない、とは言えそうです。 では、その現代語、とはいつからのもので、 恒久的なものかと言えば、そうではない、ということになります。 だって、辞書の内容が変わっていくわけですから。 以前は、「全然〜〜〜ない」という表現が正しかったわけですが、 現在ではそうではありません。 漢字の読みにしても、 「重複」を「ちょうふく」と読む人がどれだけいるでしょう。 「食すことができる」ということを「食べられる」と言える人が、 どれだけいるでしょう。 はたまた、 「確信犯」の意味を 「道徳的・宗教的または政治的確信に基づいて行われる犯罪。  思想犯・政治犯・国事犯などに見られる」と 知っている人がどれだけいるでしょう。 正しさとは何なのか、を考えた場合、 テストで○をもらえる正解を知っていることに、 意味があるのだろうか、と疑問に思えてきます。

『Consilience Design』   

 辞書に載る、とは

言葉が辞書に載る、とは、どういう基準で決まるのでしょう。 以前、気になって調べたことがありますが、 これがまた、びっくりするくらい、 感覚的、なものでした。 簡単にいってしまえば、 各辞書の編集部の皆さんの裁量次第、ということです。 新しく言葉が掲載されるためには、 現在は載っていない、は勿論のこととして、 世の中に如何に「定着」しているか、 ということが重要とのこと。 つまり、一過性のモノではダメ、ということになりますが、 この判断、なかなか難しいと思われます。 と、いうのも、一度辞書に載った言葉は消さない、 という暗黙のルール?があるらしく、 一度の流行語大賞を取っただけの言葉は 載るのに相応しくないと判断されるそうです。 なぜ、消さないかと言えば、 後日、昔使われていたけど今は使われなくなった言葉、 を辞書で引こうとして出てこないと困るからです。 そう考えてみると、社会的に発言力がある人が、 ある言葉をマニフェストとして掲げ、 数年間に渡ってその言葉を使い続け、 一般市民にも定着すれば、辞書に載るようになるのかも知れません。 辞書に載っている言葉はラング( langue )、 話し言葉はパロール( parole )、 として、 記号学的に特別な意味がありますが、 その決定は、意外と人の感覚的なものに委ねられているようです。

『Consilience Design』   

 辞書

私は、なぜか昔から調べることが好きです。 初任給で最初に自分のために買ったものは、 電子辞書でした。 未だにそれを使っています。 まだまだ使えるなぁ(つまり、壊れないな)、と、 思っているのですが、 それと同時に、一つ疑問に思うことがあります。 載っている言葉のうち、 その多くは多分、私が購入した頃から現在に至るまで、 変わっていないでしょう。 しかし、その一部は変化しているはずです。 なぜか。 それは、もちろん言葉の解釈のされ方が変わっていくからです。 状況が変化したら、 それに伴って、内側にあるものも変わっていきます。 それについて印象的なことがありました。 私が卒業した大学では、 アカウントを取得するために試験 がありました。 その試験は、単語の意味を調べてくる、というもの。 しかし、 私が出題された「アカウント」という単語の意味は、 今のモノとは違っていました。 違っていた、というよりも、 現在のインターネットで使用されている意味は、 記載されていなかった、というのが正確な表現になります。 時の流れの中で、辞書の意味は変わっていく、 ただ、新しい意味が追加される、ということもあれば、 もちろん、 新しい単語が登録されることもあるのです。 辞書に載っている言葉と、 辞書に載っていない言葉、 それぞれに意味があります。