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描く力

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以前、高畑勲展を見に行き、 監督と一言で言っても、 色々なスタイルがあるのだということを目の当たりにしました。 そもそも、「絵を描かない」ということで知られていたように、 監督業には必ずしも絵を描く能力は必要ないのかもしれません。 しかし、 デザインという仕事においては、 それは適応できないと実感しています。 描く力は生み出す力です。

二値で描く

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自宅にいる間に色々なことをやる、 という話がありますが、 私の場合は今までと同じことを継続してやる、 ということに力を入れています。 その一つとして描き続ける、ということがありますが、 大学とは違って限られたスペースをいかに効率よく使うか、 限られた道具をいかに効率よく使うか、 そこに焦点を絞ったところ、 可能な限り少ない色数で描く、ということをやってみようと考えました。 今の写真に見えるように、モノクロに近い状態、 それも二値に近い状態で描く、ということに取り組んでみます。

光の表現

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最近遊んでいるピンホールカメラで撮った一枚です。 すごく久々に飲み屋で食べたい、ということになり、 駅前で夕食をとることになりました。 天井から裸電球が吊るされているお店で、 その部分はそこそこの明るさがありました。 時間さえかければ写るかなと思い、 食べている傍らで、30秒ほど露光させたところ、 面白いものが撮れました。 絵で光を描いたり、 照明の様子を表したりする場合はありますが、 この写真のように描くことはあるかなぁ、 と考えさせられました。 何かを表現するための方法には、 実に様々なものがあります。 まだまだ色々知らなければなりません。

シド・ミード

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今回の旅の当初からの目的地の一つが、 シド・ミードの展示会でした。 図録や書籍は何冊も持っていますが、 展示そのものを見る機会はありませんでした。 今回、幸いにもその機会を得ることができたわけですが、 正直、お客さんはそんなにいないのでは?と考えておりました。 会場に着いて早々にその考えは改めさせられました。 入場制限があり、1階から4階まで、階段部分を使った列がつくられていました。 「え?!こんなに?!」という感想を持ちつつ、 ようやく入場してみると、 ARのアプリを用いた展示や、原画、スケッチなど、 展示方法そのものが非常に手の込んだものでした。 「好きな人が展示をしたんだなぁ」と勝手に考えてしまうほど、 見たかったものを見ることができた展示だったと言えます。 なんでこんな風に描けるの? でも、ひたすら描くしかないんだな。 と、そんな当たり前のことを確認できた時間でした。

『memorandum』     

 描くこと

自分は、絵を描くのが苦手だ、という思いを抱えて大学に入りました。 普通ならば、苦手なことをやらされれば、嫌になるものですが、 私の場合はちょっと違いました。 苦手なことは苦手なのですが、 改めて、描き方を教えてもらえたり、 そもそも描くということは、どういうことなのか、 ということを考える機会をもらえたことが重要でした。 そうなると、自分が下手だからどうのこうの、ということは、 とても小さなことで、 そんなことは、ただ只管練習するしかない、 ということもわかりました。 何よりも、「描く」ということ、そのものについて、 自分の中で落とし込むことが、とても大切なことでした。 そして、それは教員という立場になったとき、 また別なものに変わっていきました。 つまり、自分が下手、ということは、 一つの武器になったのです。 下手だから見られたくない、 下手だからなかなか描こうとしない、 下手だから・・・ というような、 「描くことが苦手な学生」が、 なぜ、そう感じるのか、 そう感じた時はどうすれば良いのか、 ということの一部が、自分の経験からわかるとういことです。 実は、私は、こういったことの集合でできているのかも知れません。

『memorandum』     

 描く

デザインに関わる仕事をしています。 小さい頃の私をよく知る人は、 まさか!と感じるかも知れません。 なぜかと言えば、お絵描きが苦手だったからです。 幼稚園の頃に描いた絵は、 壊滅的でした。 自分でも覚えているほどに、大変なものだったと思います。 それでも、褒めてくれた母に感謝です。 やがて、小中高と成長していっても、 目の前にはやたらと上手い人が。。。 そんな環境で育った私は、 ただつくりたいという想いだけで、 大学を選びました。 よく考えれば、いいえ、よく考えなくても、 絵を描くことが必要不可欠であることは疑いようもないことなのに。 大学に入ってから習った方法は、 それまでのものとは違っていました。 もちろん、目に見えるモノをきちんと描ける能力は必要です。 でも、それと同時に、 目に見えないモノ、 まだ、世の中にないモノを描くための能力が求められることになりました。 それから、かれこれ、20年弱、 なんだかんだと、描いてきたのだと思います。 もちろん、未だに、絵は褒められることはありません。 でも、いつか、そうありたいと思っています。