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経験が生み出すもの

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初めて自分で淹れたコーヒー。 と言っても、 買って来た粉にお湯を通しただけ、と言えばそれまでの話です。 それでも、 自分たちで道具を選び、 揃え、 それを使ってみるという経験は、 自分の中に色々な意味を生み出すと考えています。

道具を揃えて

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  コーヒーをよく飲むようになって3年が経ちました。 当初はコーヒーのことなど何も知らず、 興味も持っていませんでした。 それがいつごろからか、 インスタントよりはもう少し違うものを、 と飲むようになりました。 それでも初めの頃は、その方がお安いから、 という動機でしかありませんでしたが、 色々と調べたり、飲んだりしているうちに、 僅かずつでも好き嫌い、というモノが生まれてきます。 その差に気がついたら、今度は、 できるだけ好きなモノを探したい、という方向へ、 趣味趣向が動きました。 豆を買いに行くのが楽しみです。

二値で描く

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自宅にいる間に色々なことをやる、 という話がありますが、 私の場合は今までと同じことを継続してやる、 ということに力を入れています。 その一つとして描き続ける、ということがありますが、 大学とは違って限られたスペースをいかに効率よく使うか、 限られた道具をいかに効率よく使うか、 そこに焦点を絞ったところ、 可能な限り少ない色数で描く、ということをやってみようと考えました。 今の写真に見えるように、モノクロに近い状態、 それも二値に近い状態で描く、ということに取り組んでみます。

今あるもの

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身体の調子が良い時には、 調子が悪い時のことを忘れています。 道具もそうです。 通常運転している時には、 実はその状況は得難いものだと思えなくなっています。 今あるものを当たり前と思わないこと、考えないこと。 大切だと感じます。

軍用の道具

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板金を曲げて取っ手部分をつくる、 文字で書けばそのままのことですが、 その太さやバランス、そういったものも相俟って、 非常にちょうど良い状態になっています。 シンプルな素材で如何に美しく実用的な形状を生み出せるか、 その考えが自然に集積されているように感じます。 現代の物品にもなお、通じるものがあります。

山で使うモノ

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この週末は色々な道具を見に行きました。 私自身は山はやりませんが、 自転車に乗っている関係から、 それに類する道具も見るようになりました。 また、以前、一人暮らしをしていた頃につくっていた料理は、 意外と山のご飯に近いものがあるのではないか、と感じています。 自炊を続けた方が安いが、 凝ったものを作り続けるような気力はなく、 でも、そこそこ栄養のバランスは摂れるように、 などと考えながらやっていました。 そんなこんなで色々な商品を見ることができ、 山でこんなモノ使うのか?! と考えさせられた週末でした。

道具を綺麗に

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年末が近づいています。 今年お世話になった道具に感謝の意を示しつつ、 綺麗に洗って整理をしていきます。 写真の道具は学生さんたちが綺麗に洗ってくれました。 道具は自分で自分を綺麗にすることができないものがほとんどです。 そうであればこそ、使う人がそうしなければならない、と感じます。

単機能の美しさ

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美しい道具は沢山あります。 写真の道具は、自転車のチェーンをカットするためだけに用いられる道具です。 正確には、チェーンをつないでいるピンを抜くための道具。 その作業を他の道具で代用しようと思うと、 非常に難しいことになると考えれば、専用の道具があってしかるべき、 とも言えます。 チェーンを挟む部分や、 捻っていく把手、 持ち手の部分など、 それぞれが適切な大きさであり、 適切な角度で接続されています。 そういう必然性から生まれていると考えると、 形態は機能に従う、という言葉が思い出されますが、 本当にそうなのだろうか?と、 逆に考えさせられる美しさを感じます。

拘ることができる、ということ

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コーヒーの味、特に酸味について調べてみました。 そもそも、「苦い」飲み物に「酸味」まである、というのは、 なんて複雑なんだろう、と感じていたのですが、 コーヒーの木の実の種なのか、と考えると、 なんとなく納得できるようなできないような。 その種を取り出し、 煎って、 挽いて、 淹れて、 できあがり、とのこと。 お茶が、お茶の葉を乾燥させて、お湯を淹れ抽出する、 というのとは、複雑さが格段に違うように思います。 今日、たまたま、挽くための道具を見ており、 写真のようなモノを見かけたため、 その話を書こうとしたのですが、 それ以前で終わってしまいました。

手荷物検査

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久しぶりに飛行機に乗ることになりました。 チケットを発行し、 搭乗手続きのために手荷物検査場に、、、 ここでふと、 手荷物で持っていけないものってなんだっけ?? と思い至りました。 本当に久しぶりだったため、 持ち込み不可なものがあることをすっかり忘却しておりました。 一応確認してみましたが、多分大丈夫、と思い、 いざ検査へ。 「ちょっと一緒に中を改めさせていただけますか?」と言われてしまいました。 問題はその対象物です。 いくら探しても怪しいものは出て来ず、 え?もしかしてこれ?となったのが、 写真に出しているケーブルを束ねるための道具です。 中に薄い金属の板が入っているため、形状を変えられるのですが、 これが伸びきっている状態が、ナイフのような?不思議なものに見えたらしく。 検査官の方と思わず笑ってしまいました。

† RB|ツールセット③ †

ロードバイクで走るときはできるだけ軽装にしています。 山の麓に住んでいたときは、 休日朝一にヒルクライムのようなことをしていました。 ウェアに着替え、 背中の3つのポケットに、それぞれ、 ・左:ABUSのチェーンロック ・中:家の鍵・ビンディングのカバー ・右:携帯電話 という配置で入れていました。 これに自転車に付けているツールセットが全装備でした。 これだけで少なくとも1日は走り続けることができます。 というか、一回パンクするまでは走り続けることができます。 体(エンジン)が動き続ける限り、走り続けることができることから、 極めて自分向きの運動であり、道具である、と感じます。 そんな形で、こういった趣味についても覚書を残していきます。

† RB|ツールセット② †

ロードバイクに乗っている人は、 人それぞれの考えで楽しんでいると思います。 私の場合は、 できるだけ身軽に色々なところに行きたい、 という考えがメインです。 そのため必要な物品などはできるだけコンパクトにまとめ、 極力軽装で乗っていたいと考えています。 昨日載せたツールセットは、 その点では私にとって非常に洗練されたセットです。 簡単なパンクはシールで塞ぎます。 ホイールを外す手間が省けます。 状況によってはチューブ交換は止むを得ません。 手元の空気入れでは6気圧までは入るので、 適当なところまで入れたらできるだけ早く自転車屋さんを探します。 正直、ドライバーは必要ないかな? と感じていましたが、 つい先日、使うことになりました。 何かの弾みで緩んできただけ、 ですが、ドライバーがなければ絶対に締めることはできない、 と考えると、このくらいコンパクトにまとまっているなら、 まぁ、良いか、という印象です。 次は、身に付ける、方の道具についてまとめます。

† RB|ツールセット †

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自分自身の覚書として、 趣味に関することも少しずつ書いていきたいと思います。 ロードバイクに乗るようになって、 まだ、5年ほどしか経っていませんが、 なんだかんだと自転車には乗っていました。 小中高から、大学に入ってからも、 基本的な移動ツールは自転車でした。 いわゆる普通のシティサイクルと呼ばれているものですが、 何台も乗りつぶしてきました。 金沢にいる頃に初めてロードバイクに興味を持ち、 たまたま自転車屋さんで気に入ったモデルが、 当時の自分のお金でも購入できるものでしたので、 何かの縁かと感じ、思い切って購入にしました。 本体の話はまたしますが、 今回は、普段から持ち運んでいる道具についてです。 できるだけ少ない道具で、 できるだけコンパクトに、 できるだけ軽く。 当時、店員さんに進められるままにたまたま購入したキットが、 思いの外良く。 なぜかその後もこのくらいコンパクトにまとまっているセットには 巡り合っていません。 やっぱりこれもえんだったのかなぁ、と思いながら、 必要最低限の道具で、 街を山をと駆けています。

『memorandum』     

 槍鉋

宮大工と言えば、と言うわけではありませんが、 槍鉋という大工道具があるそうです。 あったそうです、の方が正確かも知れません。 現在ではほとんど使われていないとのことですが、 同時に、現代ではほとんどつくられていないそうです。 外観は槍のように、 棒状の木材の先端に槍のような形態の刃が付いています。 刃の部分が反り返っているため、 その反りを利用して木材の表面を削っていきます。 大分古くからある道具らしく、 最も古いモノは7世紀頃のモノが出土しているそうです。 お隣韓国でも類似にモノが発掘されているとか。 ただ、あまり他に類似したモノがないらしく、 もしかしたらこの辺独自の文化かも、とのことです。 表面に特徴的な目ができるため、 通常の台鉋とは異なり、 表面を均すためだけに使われるわけではなかったようです。 木の繊維を傷めずに滑らかに仕上げることができるらしく、 耐久性も増す、とか。 いずれにしてもつくり手もつかい手も、 文字通り匠の業が必要な物品のようです。 ちょっと気になったのは、 「鉋」という漢字。 『漢字源』(学習研究社/藤堂明保)によると、 語源は「金+音符包(外側をつつむ、外側をこする)」とのこと。 一般的な台鉋を思い描けば何も疑問を抱きませんが、 今回取り上げた槍鉋に関して言えば、 ・・・包む???となります。 もちろん、意味としては「こする」というものもあるので、 そちらが採用されたのだとは思いますが。 どのような流れから槍鉋という道具が生まれ、 鉋という名前を冠することになったのか、 そう考えていると不思議な感じがします。