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アナログの連続性

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フィルムで撮っても、 デジタルで撮っても、 もしかしたら一緒なのかもしれませんが、 なんとなく、フィルムの方が、 時間と空間の両方と向き合っているように感じています。 シャッターが開いている時間によって写りが変わること、 レンズによって撮れる範囲が変わること、 それらにはフィルムでもデジタルでも違いはありません。 それでも、フィルムの方を、より感覚に近く感じるのは、 無意識のうちに、アナログの連続性を体感しているのかも、 しれません。

アナログな感覚で

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暗いところではシャッタースピードを長くする、 そうすれば明るく写すことができる。 知識としてはそう理解し、今までもそのように撮ってきました。 最近フィルムで撮るようになり、 シャッターを開けているということはつまり、 その時間、光を取り込んでフィルムに像が映る時間を稼いでいる、 と考えるようになると、数字だけでは割り切れない想いがついてきます。 例えば、B(バルブ)モードにしてシャッターを押し続けていると、 「今、どのくらいフィルムは感光しているのか」と、 リアルに考えるようになります。 それはデジタルとは違い、 極めてアナログな感覚なのだと感じます。 そこに面白さがあるのだと、ようやく感じられるようになりました。

機器の冗長性

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写真の向かって右側、光が入り込んでいるように見えます。 いつも現像してもらっているところで、 原因の可能性を教えてもらったとのことで、手元で修理してみました。 治ったかどうかは、今入れているフィルムを現像してのお楽しみです。 そんな風に偶然光が入り込み、 「ちょっと」欠けたりすることは、 デジタルでは起こるのでしょうか。 0か1の世界のように、どこかが壊れたら一斉にダメになる、ように感じます。 今使っているKonica FMも、露出計は壊れたままです。 それでも普通に撮ることができます。 そんな機器の冗長性があっても良いのかもしれません。

色、とは

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私が持っているピンホールカメラは、 シャッタースピードのみ、自分でコントロールできます。 コントロールできる、と言っても、アナログでやることなので厳密ではありませんが。 それによって、どの程度の量の光を取り込むのか操作できます。 たくさん取り込めば白っちゃけてしまいますし、 あまり取り込まなければ暗くなります。 もちろん、それはそうなのですが、 それは同時に、どんな色を出すのか、ということにつながってきます。 ・明度 高:白 低:黒 ・彩度 高:純色 低:黒 光の量をコントロールするということは、 明度をコントロールすることです。 しかし、鮮やかに見せたい、となると、 明るいだけではダメです。 ただ、暗くなってしまったら、もちろん鮮やかさは確保できません。 つまり、色が鮮やかな状態とは、明るさと暗さの間にある、 ちょうど良い状態にはじめて実現できることです。 そしてそれは、色事に変わってきます。

聞こえる、ということ

オーディオというものについては、 まだまだ全然知らないことだらけです。 しかしながら、いくつかの楽器に触れることがあったことから、 音、そのものについては少なからず感覚的に捉えている部分があります。 当たり前のことですが、音は空気の振動で伝わると言われています。 「音」を出す行為とは、 その行為によって、空気を振動させることを意味します。 空気の振動とは、大気中の物質の粗密が変化することであり、 その変化が、耳の中にある鼓膜を震わせることで、 行為によって発生した「音」が耳まで届いた、 つまり、聞こえた、ということになります。 当たり前のことですが、 この現象は、アナログなことであり、 デジタルなことではありません。 この2点から見てみます。