デザインに関わる仕事をしています。 小さい頃から、何かをつくることは好きでした。 専らブロック系の玩具を使って、 「何か」をつくっていました。 誕生日やクリスマスなどに玩具を買ってもらい、 最初は、そこに載っているモノをつくっていきます。 でも、 一通りつくってしまうと、 そこからが、本当の意味での「創る」時間でした。 今思い返してみて感じることは、 当時は、「こういうモノをつくろう」と 考えてつくっていたことは少なかったと思います。 とにかく、何かをつくってみる。 それは、「あぁでもない、こうでもない、、、」 というものでもなく、 「あ!こんなのできた!じゃぁ、こうしたら、、、あ、こうなった!」 というように、 「つくっては考え、考えてはつくる」を、 地でいっていたようです。 これは、私が大学に入って、 デザインとして教わったことにつながります。 頭で考えているうちは、まだまだ、 やがて、手が考えるようになる。 そう教わりました。 大人になってからそう言われても、 なかなか素直にはそう考えられないな、と感じていましたが、 逆ですね。 考えてはいけないのだと気付きました。 とにかく描いて、つくって、 その一つ一つがきっと、 自分自身に返ってくるのだと考えています。