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残るモノ

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オリンパスというカメラブランドが、 消えてしまうかもしれません。 様々な企業が、 生まれては消えていってしまいます。 しかしそれでも、 モノは残っていくことがあります。 今、私がメインで使用している、 Konicaもまさにそうです。 残るモノをつくる。 それは大変すごいことです。

中望遠を使って

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最近はインターネットで注文する現像を使っています。 送料などを考慮しても圧倒的に安価であり、 且つ、現像のクオリティが高い、ということが大きな要因です。 写真は、岡山市にある植物園で撮った一枚です。 モミジが綺麗に色付いているのに加え、 新しく購入した中望遠を使って撮影してみたところ、 面白い効果が得られました。 Konicaのレンズが良いと言われる理由がわかる様な気がします。

変化するもの

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大学生の頃、一時期、使い切りカメラを使っていたことがありました。 しかも只管雲ばかりを撮っていました。 その時にカメラの魅力に取り憑かれていたら、 大変なことになっていたかもしれません。 幸いにも(?)散々撮ったところ、満足したのか、 ファイリングだけして自分の中でのブームが終わりました。 コンテナの中にあるはずなので、 それを見つけてみても面白いなと考えています。 今、改めてフィルムカメラに興味を持ってみると、 確かに雲は面白い対象だと感じます。 毎日、目に見えて形が異なるものは、 実はそんなにないのかもしれません。 もちろん、全てのものが日々変化している、ということはわかりますが、 写真で留めておこうと感じるほどの変化は、という意味です。 そう思って周囲を見てみると、もう一つ興味深い対象があります。 人間です。 レンジファインダーを使ってスナップショットを撮ってみよう、 と考えた時、人の動きほど面白く、難しいものはない、と考えています。 最近取り切ったフィルムは、 ネットでの現像を試みているため、まだしばらく帰ってきません。 どんな風に写っているのかな、と思いを巡らす時間もまた、 興味深いと感じるようになりました。

機器の冗長性

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写真の向かって右側、光が入り込んでいるように見えます。 いつも現像してもらっているところで、 原因の可能性を教えてもらったとのことで、手元で修理してみました。 治ったかどうかは、今入れているフィルムを現像してのお楽しみです。 そんな風に偶然光が入り込み、 「ちょっと」欠けたりすることは、 デジタルでは起こるのでしょうか。 0か1の世界のように、どこかが壊れたら一斉にダメになる、ように感じます。 今使っているKonica FMも、露出計は壊れたままです。 それでも普通に撮ることができます。 そんな機器の冗長性があっても良いのかもしれません。

鉄の塊

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Konica Iというレンジファインダーカメラを購入できました。 1948年発売。当時の価格で19,700円とのことです。 色々な調べ方があるようですが、 民間の初任給の場合はどうやら500円くらいとのこと。 ざっと計算しても40ヶ月分、、、 それでも、当時としてはようやく一般の人に向けたカメラができた、 ということのようです。 もちろんもっと古いカメラはたくさんありますが、 35mmのフィルムを使っているモノとしてはかなり最古に近いと思います。 35mmフィルムを使い、 電気系を一切使用していない、ということから、 現代でも使用できます。 しばらくKonica FMを使っていたため、 露出計がないことに対しての抵抗感が薄れました。 スナップショットを撮っていきたいと思います。

慣れ

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人間は慣れる生き物です。 当初、Hexanon 52mm F1.4を使い始めた時は、 その視野の狭さに驚き、 どう撮ったら良いのか???と悩んでいました。 しかし、そのまま撮り続けていくとどうやら人間は慣れてくるようで、 今度は後から入手したHexanon 35mm F2.8の視野の広さに戸惑っています。 そんなわけでこの写真は、Hexanon 52mm F1.4を使っています。 暖かい光加減はたまたまなのかもしれませんが、 それも含めて好きな印象になりました。

レンズの役割

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カメラのレンズはどうしてあんなに種類があるんだろう。 確かに遠くのモノを撮ったり、近くのものをくっきり写したり、 色々な用途があって、原理に基づいてつくられている、ことはわかるのですが、 それでどうした?と気持ちがちょっとありました。 今回、 Hexanon 52mm F1.4と、 Hexanon 35mm F2.8を実際に持ってみて感じることは、 二つは全然違うモノ(当たり前ですが)、ということです。 写り方が違う、という意味ではなく、 写したいものが違う、という感覚です。 逆に言えば、 自分が何を撮りたいのか、という意思がなければ、 レンズなど選べないのだと感じます。 遠くを撮りたいから望遠、 広く撮りたいから広角、 近くを撮りたいからマクロ、 それは写り方の違いです。 本当のレンズの役割はそこではないのだ、と初めて感じました。

二つの世界

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この時間、目で見える世界はほぼ真っ暗でした。 絞りを絞って、シャッターを開くこと約30秒間。 こんな風に写ってくれるなんて、と嬉しくなります。 自分の目でも見えていないものが、 カメラの目を通すとこうして写ってくる。 この感覚をなんと表現するべきなのか、 まだ自分の中に言葉がありません。

カメラとのやり取り

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靄の中に浮かぶ木々、のようですが、 実際は、絞りを開きすぎただけです。 本当に明るいレンズのようで、 外光の元ではしっかり絞らないと白っちゃけてしまいます。 とはいえ、写らなかったらどうしよう、と思うと、 ついつい開き気味になってしまします。 そういうカメラとの心の中でのやり取りが面白いと感じます。 慣れてしまえばそれまでなのですが、 考えながら使う、という部分に機器の魅力があるのかもしれません。

晴れの国

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空色を撮れるようになってきました。 本体(Konica FM)の性能上、 シャッタースピードは1/1000が最速です。 そのため、空を撮るときは目一杯絞り込んでも、 結局限界がきます。 先日、オークションで落とすことができた広角レンズ、 Hexanon 35mm F2.8の都合なのか、 それとも雲の掛かり具合なのか、 今回、たまたま良い色で撮ることができました。 青の深さと雲の抜け具合が気持ち良いです。 こんな空を撮ることができる一番大きな条件、 それはここが晴れの国ということです。

秋の始まりを告げる香り

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先日、学内に一本あるのを見つけました。 香った瞬間に、周囲を見てみると、 たった一本、たまに通る中庭の近くにありました。 数年前まで香りと名前と形が一致しない植物でしたが、 今では自分にとって大切な秋の香りの一つです。 その中庭には様々な植物が植えられているのですが、 たった一本のこの木が、 この季節の、その瞬間にだけ、 その存在を明らかに示す、 ということはとても価値のあることだと感じます。 金木犀とともに、ようやく少しずつ涼しさを増してきました。

新しい目

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フィルムで写真を撮るようになって、 初めて撮影に必要な部品を実際に購入しました。 今までのレンズでももちろん問題なく撮れているのですが、 折角なので色々試したいと思っていたところ、 オークションに出ているよ、と教えていただきました。 今まで使っていた左側(Hexanon 52mm F1.4)に対して、 背が伸びたような右側(Hexanon 35mm F2.8)を購入しました。 ピンホールカメラは数円前にたまたま自分で買っていて忘れていたモノ、 銀塩カメラは祖父が使っていたモノ、 ということで、今回初めて自分の意思で購入しました。 正直、そんなに相場はわからないのですが、 そもそも、今時Konicaのレンズを持っている人がどれだけ少ないか、 ということはわかっています。 FMの発売が1964年であり、 その数年間しかつくられなかったわけですから。 ということで、購入できる金額だったことから、 思い切って買ってみました。 どんな絵が撮れるようになったのか、 楽しみでもあり、不安でもあり、 久しぶりにおもちゃを買った時のようなドキドキを味わっています。

闇の中に見えるもの

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夜、研究室横の階段の上がりきった場所から、 外の様子が見えました。 どうやったら何が撮れるのか、 まだよくわかっていないので、 取り敢えず、露出計で確認し、 絞りを目一杯開けて撮ってみました。 Konica FM・Hexanon 52mm F1.4の目には、 こう見えているのか、と、 現像されて来た写真を見てしみじみと感じていました。 黒の中に断片的に見える光、 それぞれが人の活動の証のように見え、 面白いなぁと感じました。 昨日撮り終わったフィルムでは、 また違った撮り方をしてみたので、 トラブルがなければそちらとも比べてみたいと考えています。

惹かれる要素・要因

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自分が、その風景のどこに惹かれるのか。 フィルムで写真を撮るようになってから、 そのことを考えるようになりました。 自分が惹かれる要素、 自分が惹かれる要因は何なのか、どこにあるのか。 それを明確にすることで、 撮る写真が変わって来ると感じています。 良い写真とは何か、 何が良い写真なのか、 そういうことも考えていかなければなりません。

自然のハレーション

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とにかく、そこら中に彼岸花があふれていました。 絨毯と言っても過言ではないほどの量で、 鮮烈な「赤」が視界に飛び込んできます。 茎の部分の緑と完全な補色になり、 ハレーションを起こしていました。 写真で見てみても、 フィルムでは、花の輪郭部分が白として強調され、 不思議な表現になっています。

赤の中の白

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彼岸花を見に行きました。 岡山県の真庭市というところには、 たくさんの彼岸花が咲いている場所がある、ということで、 実際に見に行ってみました。 咲いている場所があるというよりも、 真庭市自体、そこら中に彼岸花が。 聞いていた公園の近くに車を停め、 降りてみると、あるわあるわ。 本当に群生していました。 その中で、たった数本だけが、写真のように白いものでした。 毎年いらしている方の話によると、 去年までは白いのは咲いていなかった、とのこと。 自然によるものなのかはわかりませんが、 不思議なこともあるなと思いながらシャッターを切りました。

玉ボケ

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これは、Konica FMで撮った写真です。 背景にある光が、玉型にボケている状態を、 玉ボケと呼ぶようです。 画像編集ソフトでぼかしてもこのようにできません。 (今なら色々なフィルタでできるのかもしれませんが) 質があまり良くないレンズでボケることによって生じるようです。 でも、それがまた、良いなぁ、と感じて見ています。 人間の目ではこのようには見えません。 見ようと思って意識がいったらピントが合ってしまいますし、 視力が弱くてボケている場合は、全体がぼやっとするだけです。 これもまた、カメラの目で見える世界のようです。

周辺減光

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そんなわけで、Konica C35で試し撮りです。 実際、シャッターは切れているような音がするし、 露出計が動いているように見えるので、もしかして本当に使えるのか? と、それでも半信半疑の状態で色々と撮ってみました。 (520円で買えた"ジャンク品"が調子良く動くとはなかなか考えられません) この写真はその一枚です。 写真の四隅が暗くなる現象、 周辺減光、というらしいです。 絞りを開放してたり、広角レンズだったりするとよく起こるようですが、 今回はそれらに該当しないため、 単にレンズの性能の問題なのでしょう。 でも、多分、それが良いのかもしれません。 アプリケーションのエフェクトでそう言った効果を得るものもありますが、 どうも嘘くさいなぁ、と感じていたところです。 小さいながらも優秀、と言われていた(らしい)、 HEXANON 38mm F2.8のレンズ。 とっても良い仕事をしてくれるようです。

原因を考える

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中古で購入できたKonica C35 Flash maticは、 フィルムの巻き取り部分が機能しませんでした。 そのためジャンク品として扱われていたわけですが、 そもそも直すようなトライもされていないのでは、と考え、 取り敢えず駄目元で開けてみることにしました。 小さい頃から壊れたラジオをもらってバラしてみたり、 何になるわけでもないのにちょこちょことやっていました。 もちろん、そんな知識や経験は微塵も役に立たないわけですが、 機械式、ということは、物理的に何か原因があるのでは、 ということくらいは考えることができます。 特に、何回か落としたような跡が見られることから、 運が良ければ、その衝撃で歯車やネジが外れているだけでは? と予想を立て、少しずつバラしていったところ、 多分、本当に単純に状態が良かったのでしょう。 無事に直すことができました。 ひょんなことからうちに来ることになったこの子とも、 これから一緒に色々なところに行ってみたいと思います。

2台目のKonica

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先日、家から離れたところにあるカメラのキタムラに行ってみると、 ジャンク品の中に写真のカメラが入っていました。 Konica C35 Flash matic と書かれていました。 レジに持っていくと、 壊れているため使用できないモノとして販売していること、 返品はできないことなどを何度も確認され、 520円で購入しました。 実際、落としたであろう凹みがあったり、 ウレタンの劣化などはありますが、 どこがジャンクなのだろう?と思い、 取り敢えず、一度フィルムを入れてみるか、となった矢先、 原因がわかりました。 シャッターは切れている音がするのですが、 フィルムを巻き取る部分が壊れており、 レバーを巻いても中身が動きません。 だからジャンク品なのか、、、と残念に思ったのですが、 駄目元と思い、バラしてみることにしました。