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『memorandum』     

 四苦八苦

四苦八苦の四苦とは、 「生・老・病・死」のことです。 仏教用語として学びました。 そこに、さらに四つの苦が加わって八苦になります。 愛別離苦 怨憎会苦 求不得苦 五蘊盛苦 「苦」とは「思うようにならないこと」とのことです。

『memorandum』     

 回向

「回向」という言葉、 知ってはいましたが、意味を考えたことはありませんでした。 自ら修めた功徳を自らの悟りのために、 または他者の利益のためにめぐらすこと。 廻向とも書いて、 元々のサンスクリット語(梵語)では、 Pariṇāmanā(パリナーマナー) と言うそうです。 本来、功徳を積む、つまり良い行いをすることは、 自分のため、と考えますが、 仏教にある「一切皆空」の考えによって、 自らの善行は他者へ振りまくことができることになるそうです。

『memorandum』     

 修証義

曹洞宗でよまれるお経のことです。 古語ではありますが、 「修」とは実践修行、 経典は、全5章3704文字から成り立ち、 開祖道元禅師の主著「正法眼蔵」を中心に引用し、 明治23年に編纂されたとのことです。 日本語によるわかりやすい経典です。 「証」とは悟り、 「義」とは意義という意味とのことで、 曹洞宗の教えが体系的にまとめられています。

『memorandum』     

 法要

ことばの意味を正しく理解し、 人に説明する、ということは、 なんと難しいことでしょうか。 法要、法事などとも言います。 よく、この日は法事がある、などと使われたりしますし、 実際に「法事」というイベントがありますので、 法事がある、法事が行われる、という使い方には、 間違いはありません。 しかし、では、法事・法要とは何か? と問われた時、正確に応える自信はありません。 辞書に依れば、 ・法義の枢要。教法の肝要。 ・法会。法事。 一つ目の意味、既に私の中では???という印象です。 私の中での法事とは、 亡くなった方の供養の一つ。 亡くなってから数年間毎にお経を上げてもらう。 そんな印象でした。 ところが実際は「法義の枢要。教法の肝要。」、 つまり、「仏教における最も大切なこと。仏の教えの非常に大切なこと。」 と訳すことができます。 つまり、亡くなられた方のためにお経をあげることが重要なのではなく、 その中に含まれている教え、そのモノのことを、 元々は指していた言葉でした。 それが時の流れの中で次第に変化し、 結果的には行為を説明する言葉になってしまったように感じます。 形骸化、ということなのでしょう。 なんとももったいない話しです。