低彩度の佇まい
紅葉を見に行く途中、 突然写真のような場所が出現しました。 地図で見ても、特に施設名などは出て来ず、 完全に閉鎖されたところのようでした。 なんともワクワクする佇まいに思わず車を停め、 写真を撮ってしまいました。 ここでふと感じたのは、 土埃に汚れ、彩度が落ちてしまったこの施設は、 モノクロフィルムでも、カラーフィルムでも、 印象は然程変わらないのでは、ということです。 もしかすると、色に纏わるものならまだしも、 普通の景色に対する記憶なども同様に、 カラー情報というものはそこまで重要ではないのかもしれない、 と考えさせられました。