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多層リング

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Konica Iは、1948年に発売されたとのことです。 今私が持っているバージョンはその中でも後半に含まれると思いますが、 レンズ含め、基本的な部分は変わっていないと考えられます。 そういう意味で見てみると、 沈胴するレンズ部分の構造がすごい。 リングが何層にも付いており、 先端部分から、 1. シャッタースピード、 2. チャージレバー 3. 絞り 4. シャッター 5. フォーカス と、実に5つの機構が操作できるようになっています。 どんな発想の元にこうなったのか、 設計自体は戦前の1930年代には完了していたとのことですので、 その時の考えの粋を集めたものと想像します。

日本のモノづくり

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先日、オークションで奇跡的に落とすことができた、 「Konica I」。 元々は、「Konica」の名前で売り出されたため、 本体には「I」という文字はありません。 後継機「Konica II」の発売が決まったことで、 「I」をつけることになったそうです。 1948年に販売が開始されたということで、 今から約70年前につくられたモノです。 設計自体は戦前には終わっていたそうなので、 むしろ80年以上前に構想されていた機器ともいえますが、 それが、現代まで残り、 こんな写真を撮ることができる状態で居てくれています。 日本のモノづくりの力を感じずにはいられません。