『命と向き合うデザイン』
“ある展示より・3”
使い慣れている医療機器であるならば、
ベテランと呼ばれる医療従事者の方は、
安心して使うことができるはずです。
症例に対しては不安を感じても、
機器に対しては不安を感じない、
という状況が治療を行う上で、
ボーダーラインだと感じます。
様々な機器がある中で、
いまだ難しいのは人工心臓などの、
人工臓器でしょう。
症例に対しても不安を感じ、
機器に対しても不安を感じる。
人工臓器・人工心臓が有さなければいけないのは、
機能・性能・効能だけではなく、
それらを満たしたデザインとして、
安心を生み出す安全性が必要です。
そして、
安全・安心という考えは
ロボットのデザインにも繋がります。