2010年1月27日水曜日

『命と向き合うデザイン』 

 次元の変換



「次元」

3次元のモノを
3次元で表現することは、
造形の辻褄が曖昧でもできます。
(e.g. モデルを削りながら形をつくる)
しかし、
3次元のモノを
2次元で表現することは、
造形の辻褄が合っていなければできません。
(e.g. 図面を描く)

2次元のモノを
2次元で表現することは、
造形の辻褄が曖昧でもできます。
(e.g. 絵を描きながら形をつくる)
しかし、
2次元のモノを
1次元で表現することは、
造形の辻褄が合っていなければできません。
(e.g. プログラムで絵を描く
   プログラムを1次元と呼ぶならば)

高い次元のモノを、
低い次元で表現することは、
造形の辻褄が合っていなければできません。
それは、
モノを洗練していく上で、
非常に有効なことのように思えます。

モデルを削り出しながら、
スケッチを描きながら、
モノ(3次元)の形を決めていくときに、
一度、図面(2次元)化してみることで、
モノのバランスが見えてきます。

バランスは、
形態を決めていく際に、
非常に重要な要素です。
黄金比、などで語られる「比」とはつまり、
バランスのことです。

人間は、常に、
多かれ少なかれ、
この比較という行為によって、
対象物を捉えています。
比較とはつまり、
バランスを見ていることです。
人はバランスを見ている