『命と向き合うデザイン』
“出会いと別れ”
出会いと別れの季節です。
そう感じるのは、
3月終わり、
4月始まりの国々に特有なのでしょうか。
特に、日本では、
義務教育の徹底という、
プラットフォームのお陰で、
この印象が強いのだと思われます。
大人になると、
出会いと別れ、よりも、
年度末=締めの季節。
という意識が強くなります。
今年度の自分の実績はどのくらいだったのか。
などを意識しなければいけなくなります。
勿論、
職場のメンバーの入れ替わりもありますから、
出会いと別れもありますが、
小さい頃ほど、
一斉に、大々的に行われることは、
極めて少なくなります。
最近では、
コミュニケーションツールの充実から、
別れているけど、
そんなに寂しくない、
という状況も、まま聞かれます。
携帯電話の電話帳は、
基本的に増えていくモノ。
会わなくなっても別に消す必要はない。
何かで連絡とりたくなったら必要だし。
どんどんどんどん膨らむ人間関係。
更にそれぞれのネットワークがリンクして、
そのwebによって、世界は覆われています。
勿論、
それは当たり前のことで、
インターネットや携帯電話などが生まれる前から、
そうだったわけですが、
「電話帳」「○○」「××」と
contentsが多様に視覚化され、
contextとの関係性が希薄になることで、
以前よりも、
その傾向が強くなったように感じます。