『命と向き合うデザイン』
手付きを真似る
When I was little child, I saw that my mother dressed my sister’s hair. I recall that situation when I dress my hair by myself. And I think that I imitate my mother’s practiced hand.
In most cases, human’s action is inevitable in each situation. Even if I don’t recall her action, my action is like her action.
Human set the vision when they acquire master’s skill.
They imitate the practiced hand in the vision. But, I don’t think about watching the skill while imitating. If you get the vision in the deepest you, the vision naturally comes up when I need that.
小さい頃、
母親が姉の髪の毛を結う仕草を、
なんとなく、ぼぅっと見ていた。
今、自分が同じようなことをしようとする時、
ふっとその情景を思い出す。
そして、
その手付きや、
仕草を真似ている自分を自覚する。
多くの場合、
そういった行為は必然であり、
故に、
思い出さなくても
勝手にそうなるのかもしれない。
「技」を覚えていくときというのは、
何かしら理想があるのかもしれない。
それを模倣しながら、
自分のものにしていく。
しかし、
目の前で見て、
それを真似るのは、
どこか違う気がしている。
心の中のどこかまで、
深く落ちたことは、
必要な時にスッと浮いてくるのだと思う。