『命と向き合うデザイン』 

 整理


一度、ここまでの内容を整理し、構成を再考します。

- 背景
- 目的
- 再生医学について
- 細胞シート工学
- 人工心臓
- 細胞シートによる治療
- デザインについて(歴史まで)

以上は、過去から現在までの歴史的事実・一般的認識・普遍的原理を通して、現状に対する考え方の共有を行っています。まず、これに引き続き、デザインにおける共有を行います。そしてさらに、これらを受けての次の段階としては、現在として問題提起を行い、現在から未来として解答提示を行うことになります。
その際のキーワードとしてアブダクションの導入を検討します。これは、デザイン手法全体を一貫している考えを仮説的推論であるとし、構成論的に考察することを意味します。
デザイン手法を用いて解答を得た基礎研究を、仮説的推論の視点から分解し、解説することで、デザインという解答を獲得するための行為が持っている優位性を明らかにします。
まずは、その問題提起を行うための共通感覚の集積を行います。

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