『自己を見つめるデザイン』
3部構成
自分の持っている力で、
自分の中にある「手本とすべき講義」に
少しでも近づけようとして実現したのが、
"lecture"
"practice"
"topics"
という3部で構成された講義です。
話し慣れていない私の場合、
lectureでどんなに話しをしても、
学生の集中力を持続させることは難しい。
しかし、その中で伝えた理論を、
その直後に演習として反復させることによって、
集中力の持続と、次に実際にやらなければいけない、
という緊張感からなんとか聞いてもらえます。
ただ、その二つだけでは、
「今」というものから取り残されてしまっている感があるので、
その日話した内容が実際の場面ではどうなっているのか、
ということを中心にtopicsというカタチで、
今のデザインを伝えるようにしています。
ただ、大変なのは学生の方で、
そもそも「○○論」という名前の講義は、
演習を含まないはずなので、課題を出した当初は
「え?!」という表情が多く見られました。
私の講義に関しては、
やりやすいようにやってもらってかまわない、
というお言葉をいただいたため、
理論だけにならないよう、
演習と組み合わせることにしちゃいました。
さて、そんな訳で前期はこの3部構成に落ち着くことで、
順調に進んできたのですが、
後期に入ってからこれに変化が生まれてきました。
一番大きな変化はlectureだけでも
90分もつようになったことです。
ただ、残念ながら(?)、
私のトークがうまくなったわけではありません。