2012年1月5日木曜日

『自己を見つめるデザイン』

 初めての・・・



昨年の今日、
生まれて初めて講義をさせていただきました。

今でも覚えているのは、90分という時間の長さです。

これだけあれば足りるだろう、
と考えて準備していったスライド約120枚を、
30分とたたずに全て見せてしまったときは、
流石に背筋に冷たいモノが走りました。
スライド1枚を1分かけて説明することが、
如何に難しいことなのかを思い知りました。

写真を見せれば多少興味を示しますが、
それだけでは時間を稼げず、
かといって文字だけのスライドが続けば飽きてきてしまい、
説明しているこちらとしても辛くなってきます。

私にとって第1回目の講義、
それは、自分の中では完全に「負け」でした。

しかし、その負けたという認識が、
私にはとてもプラスに働いたと言えます。
私が学んで来たデザインで言うならば、
講義をする、ということは、
つまり、
どのように講義をデザインするのか、ということです。

まず、重要なことはその講義の目的(concept)です。
そして、
ある空間(where)の中で、
ある時間(when)の中で、
ある人達(who)に対して、
あるテーマ(what)を、
ある方法(how)を用いて、
伝達する。
これは完全にデザインです。
講義をデザインすれば良い、
と考える事によって、
私は自分のすべき事の一端を
見つけることができたように思います。