『自己を見つめるデザイン』
帰省を通して
年末から年始にかけて、
実家、山形に帰省していました。
16年前に実家を離れてから、
大体、年に2回は実家に帰る機会をいただいてきました。
特に年末年始の帰省はお墓参りなどもあるため、
必ず帰るようにしています。
山形県は、東北六県の中でも、
被災規模は小さな方でした。
勿論、そうはいっても地域によっては、
大きな被害を被ったところもありますし、
何よりも、住民にとっては、
破損規模がそのまま被災規模とは言えません。
半年前、夏に帰省したときには、
2階で休んでいる時に、一度、大きな揺れを感じました。
私の住んでいる場所の震度は3でしたが、
3.11を直接体験していない私にとっては、
久々に感じる「大きな揺れ」でした。
急いで1階に降りると、
父、母が沈黙のまま、
テレビの地震速報を見つめていました。
以前、誰かと話しをしたときに、
余震が続く中でだんだんそれに慣れてしまい、
その結果、次の大きな地震の時に逃げ遅れる、
ということがあるのではないかという話題になりました。
しかし、実際のその現地に行き、
一緒に余震を体験してみて、
慣れる、という種類のものではないということが、
一瞬で理解できました。
まさに恐怖でしかありません。