『自己を見つめるデザイン』

 小さな差異から見えること


これまで、名古屋・神奈川・大阪と、
引っ越してきましたが、
何れも、全く違う場所、
という意識が頭の中で働いていたためか、
場所による様々な違いに対して、
そこまで敏感ではありませんでした。
寧ろ、とても違う、ということを常に感じていました。
例えば、関東から大阪に移ったときは、
東京に流れている時間の流れの速度を、
強く感じました。
人間が多いのは勿論ですが、
それ以上に、時間の流れが速い、ということが、
印象的でした。

今、住んでいる場所は、
雪国ということから、頭のどこかで勝手に、
実家に似ている、
という意識が働いていたのだと思います。
そのため、ほんの小さな差異でも、
際立って見えてくるようです。
そして、それは逆に言えば、
自分が16年前に離れが故郷のことを、
如何に記憶しているかということを表しているように見え、
不思議な感覚になります。

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