『自己を見つめるデザイン』

 "一つの美に触れて"


一面、白銀の世界。
今朝、大学に向かう最後のカーブを曲がると、
文字通り、白銀の世界になりました。
道も見えず、
僅かにわかるのは数メートル先まで見える轍のみ。
その瞬間、驚きや恐怖よりも先に、
美しい!
と感じてしまった私は、
いつか危険なことになってしまいそうです。
テンションは一気に上がりつつも、
抑えめの速度で真っ直ぐ進んで行きました。
すると、白い壁をすり抜けるように、
奥にある山肌が少しずつ少しずつ見えてきました。
その現れ方、
現れる速度、
色合い、
震動、
音、
一切が美しく、
吸い込まれるような感覚に陥りました。

今朝ほどの大雪でなければ、
一度バックで無理矢理戻り、
携帯のムービーで録画したいと思うような、
まるで映画に出てくるよな、
そんなワンシーンでした。

こちらに来てから、
本当に沢山の自然に触れています。
特に冬になってからは、
改めて自然の脅威を感じたりもしています。
しかし、
今朝、見た、感じた、あの美しさは多分、
ずっと記憶の中に残るのだと思います。

説明や言い訳の必要がない、
そんな美しさを、久々に感じることができました。

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