『memorandum』
Chemistry
”Memorandum“には、
その時々の自分自身の備忘録を残していきます。
私は高校時代、物理と化学をとっていました。
大学受験という意味では、どちらかを捨てて、
一方に絞り込む、ということが一般的でした。
当時の私は、建築意匠に進むつもりだったため、
受験という意味では化学は捨てた方が効率が良かったのかも知れません。
しかし、なぜか結局最後まで続けることに。
しかも、特に有機になると面倒くさい、という話しも聞いていたため、
本当に面倒くさいのか?大変なのか?
と、否定的な言葉を聞くとかえってやりたくなる性格から、
続けていた、というのも事実です。
今になって思うのは、続けていた良かった、ということです。
とは言え、化合物の名前を聞いても、それが何であるかはわかりません。
性質を覚えているわけでも、原子番号がパッと出てくるわけでもありません。
それでも、
素材の名前を聞いて、
それがどのように分解できるものか、
何を復習すれば良いのか、
関係している他の物質は何か、
熱が重要か触媒が重要か、
などなどの想像がつくだけでも、とっても助かります。
建築を考えていた当時、
いつか自分が化学を必要とするとは思いもしませんでした。
celluloseの分子式は?
そこから生成される繊維であるacetylcelluloseの性質は?
などなど、
高校の時とは全く異なる現実的で複雑な内容について、
基礎を振り返りつつ吸収し直します。