‡ 現代におけるAIを考えてみる⑦ ‡
ビッグデータとは何か、
何がビッグデータか、ということを考える場合、
その一つの解は、
「機器に柔軟性を持たせるもの」という言い方ができるようです。
三段論法では説明がつかない人間の考え、
Aを見たときに、それがAである、と認識する能力などがそれですが、
それを機器に導入する際に活用できると考えられたのが、
ビッグデータのようです。
見極めさせたい対象の画像を大量に見せる、
それによって学習してもらう、
言葉で表現するのは簡単ですが、
これをきちんと定義するのは大変です。
「見極めさせたい対象」であることをどのように定義するのか。
ラベリングするのか、ということが難しいことは、
容易に想像がつきます。
この、「どの画像に何が写っているか」というラベルをつけたものを、
教師データと呼ぶそうです。
Digitalの「1」「0」の世界において、
それを示す、ということの難しさと「手間」は
すごいコストになります。
その部分を機器に頼ることができれば、
どれだけに楽になるだろうか、と考えずにはおれません。