† 懇ろ †

画材を買いに地下鉄に乗っていると、
吊り広告に次の言葉が出ていました。

「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」

この言葉については別で取り上げるとして、
これに関連して、別府温泉の宣伝が続き、
その中に一節がありました。

聖書から「旅人を懇ろにせよ」

帰って調べてみると、
聖書のヘブル人への手紙の13:2からの引用とのことです。

"Do not forget to entertain strangers, for by so doing some people have entertained angels without knowing it."

「旅人をもてなすことを忘れてはならない。
このようにして、ある人々は、気づかないで御使たちをもてなした。」

これを「旅人を懇ろにせよ」とまとめる力、すごいと感じました。
漢字が持つ力、とも言えると感じます。

「懇」
解字
会意兼形声。上部の字(音コン)は深くしるしをつける意を含む。
懇はそれを音符とし、心を加えた字で、心をこめて深く念をおすこと。


このブログの人気の投稿

何が違う?

『命と向き合うデザイン』 

 新・デザインについて−4

風で飛ばない秋桜