† 目を瞑る †
「瞑」という漢字があります。
昨日、たまたま打った中にあった文字なのですが、
「あ、つぶるってこう書くのか」と感じたため、メモしていました。
ただ目を閉じる行為のことですが、
それに「冥界」の冥の字を冠した言葉が付くなんて、とちょっと驚きました。
折角なので「瞑」を見てみると、、、
と思って調べてみると、漢字源の方には
「つぶ(む)る」という読みがないことに気がつきました。
「つぶる」と「つむる」の話もありますが、まずは漢字の方から考えます。
元々の漢字の読みにはなく、意味として、
「目を閉じてなにも見えないさま。」とあることから、
つぶ(む)る、という読みが与えられたのかな、と感じます。
因みに解字はこうなっていました。
・解字:会意兼形声。「目+音符冥(メイ)(おおわれてくらい)」で、目をふさぐの意。
「冥」
・解字:会意。「冖(おおう)+日(ひ)+六(入の字の変形)」で、日がはいり、何かにおおわれて光のないことを示す。また、冖(ヘ゛キ)(おおう)はその入声(つまり音)にあたるから、冖を音符と考えてもよい。
意味としては、冥界や冥府と並ぶ感は理解できますが、
それにしても、つぶる、という言葉の漢字に当てるほどなのか、
と、ちょっとした違和感も覚えました。