† 穿 †

「穿」
「貫」
「串」
「川」
これらは同系の漢字、という表記を見ました。

一見すると上の二つは、なんとなくそうなのだろう、と感じます。
三つ目の串にしても、役割を考えれば違和感はありません。

ただ、最後の「川」に関しては思わず「え??」と声が出ていました。
それと同時に、今まで調べたことも考えたこともなかったことに気づきました。

漢字源で確認してみると、
「川」には異体字として「巛」があるそうです。

解字を見てみます。
象形。く印は地の間を縫って流れる川の象形。川は、三筋のく印で川の流れを描いたもの。貫(つらぬく)と同系であろう。穿(セン)(つらぬく、うがつ)と最も近い。

漢字の「近さ」というものがどこから来るのか、
部首などの部品によるものが多いのではと考えていましたが、
それだけではないことがわかるとともに、
同系の中にも近さが異なるものがある、という点に非常に興味が湧いてきました。

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