ネットでたまたま「罠」という漢字を見たのですが、
「目が横になったものの下に民?なんでだろう?」と思い確認してみました。
そんな何気ない気持ちだったのですが、
「え?!」という結果が。

「罠」
会意兼形声。「网(あみ)+音符民(見えない、目の見えない人)」。

「网」
象形。両わきの支柱の間に、×型にあみをはったさまを描いたもの。のち音符亡を加えて罔の字となった。罔や網の原字。

网は象形といことからも、確かにアミに似ているので、
まぁ、そういうものかと感じましたが、
問題(?)は民の方でした。

「民」
象形。ひとみのない目を針で刺すさまを描いたもので、目を針で突いて目を見えなくした奴隷をあらわす。のち、目の見えない人のように物のわからない多くの人々、支配下におかれる人々の意となる。また、人と結合して、「民人」「人民」と称する。

人民という言葉がそんな意味でつくられていたなんて、
と驚かされると主に、
民主党って、どういうことよ。
自民党って、どういうことよ。
という疑問が湧いてきました。

因みに「目」の形との組み合わせとしてこちらも載せておきます。

「眠」
会意兼形声。民は、目を↑型の針で突いくさま。もと逃亡を防ぐため、目を見えなくした奴隷のこと。眠は「目+音符民」で、民の原義を残した字。目がみえない状態となってねむること。瞑(目が見えない)はその語尾が転じた語。

「瞑」
会意兼形声。「目+音符冥(メイ)(おおわれてくらい)」で、目をふさぐの意。

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