「うきくさ」と読むそうです。
たまたま目にしたので、メモしていました。

早速漢字源で見てみると、次のような解字です。

会意兼形声。平は屮型のうきくさが、水面にたいらに浮かんだ姿。
萍は「艸+水+音符平」で、平のもとの意味をあらわす。

考えてみると、「平」という漢字、
なぜこれで「たいら」なのだろうか??と考えさせられます。

「平」
象形。浮き草が水面にたいらに浮かんだ姿を描いたもの。萍(ヘイ)(うきくさ)の原字。
また、下から上昇する息が、一線の平面につかえた姿ともいう。

モノが平な状態であることを示すために、
水面を表現するのではなく、
水面に浮かんだモノで表す、という考えは、
象形ではありつつも、隠喩的な表現になっており、
深いと感じました。

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