多層リング
Konica Iは、1948年に発売されたとのことです。
今私が持っているバージョンはその中でも後半に含まれると思いますが、
レンズ含め、基本的な部分は変わっていないと考えられます。
そういう意味で見てみると、
沈胴するレンズ部分の構造がすごい。
リングが何層にも付いており、
先端部分から、
1. シャッタースピード、
2. チャージレバー
3. 絞り
4. シャッター
5. フォーカス
と、実に5つの機構が操作できるようになっています。
どんな発想の元にこうなったのか、
設計自体は戦前の1930年代には完了していたとのことですので、
その時の考えの粋を集めたものと想像します。