所有欲を満たすデザインの存在


今私が使っている一眼レフは、
Konica FMというもので、Konica Fの流れを汲むものとのことです。

といっても、実はKonicaのFシリーズはそんなに数がなく、
Konica Fマウントに対応したレンズも種類が少ない状態です。

しかし、考えてみると、最初に始めるカメラ、としては最適だったかも知れません。
選択肢がないということは、選びようがない、ということであり、
例えば、広角が欲しい、望遠が欲しい、と思ったら、
2、3種類から選ぶより他にないからです。
つまり、まだ知識が不十分な状態でも、
必然的に、必要なものを選ぶことができるようになっています。

そのお陰か、現在は、
標準はHexanon 52mm F1.4、
広角はHexanon 35mm F2.8、
望遠はHexanon 135mm F3.5と、なんとなくですが一通り揃って来ました。

そもそもが重量級のカメラですから、
換えのレンズもそれなりの重さがあります。
いちいち持っていくのは面倒なはずなのですが、
どうしてこうも楽しいのでしょうか。

デザインが持つ、所有欲を満たす力を、
常に感じながら使っています。

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